ニコン COOLPIX W150
◎モニター報告:青森県青森市・牧野俊之 様
創刊500号を迎えられたことに、心からお祝い申し上げます。また、創刊500号記念モニターに選んでいただきまして誠にありがとうございます。
このモニター機の報告条件として「お子様にご使用いただいたレポート」となっておりましたので、小学校6年生の三男、波久(はく・11歳)にプレゼントという形で渡してみました。ちなみに波久は普段から一眼レフ(私のおさがり。ニコン D5000)を使用して、私と一緒に風景やスナップを撮影しています。なので、コンパクトカメラで喜ぶかな?と思ったのですが…
「プレゼント、あなた専用のカメラだよ」、「まじか!! やった!!」思いのほか喜んでくれました。箱から出してカメラを見た瞬間の一言「ちっさ!!」
そう、小さいです。が、レンズを挟んで両側がグリップのような形状になっているので非常に持ちやすい。子どもの手にはちょうどいいのではないでしょうか。大人が両手で持っても違和感なしです。「両手で持ったらフラッシュ隠れるんじゃ…」と思いましたが、その辺もしっかりと考えられたデザインになっていて、レンズの真上にフラッシュがあります。
そしてとにかく軽い。これでバッテリー入っているの?レンズは入っているの?と思うくらい軽いです。カメラ屋さんに時々置いてあるモックアップ(ディスプレイ用)みたいな感じ。簡単なストラップで首からかけても、まったく問題なしです。
さっそく電源を入れてみました。まずは設定。子ども向けに「ひらがなメニュー」もありますが、そこは小学校6年生。しっかり漢字を読んでもらいましょう。
撮影方法は電源を入れてシャッターを押すだけ。コンパクトカメラなので絞りやシャッタースピード、ISO感度を調節することはできません。WBの変更メニューもなし。
いざ撮影。紅葉の時期は大勢の観光客で賑わう、青森県黒石市の中野もみじ山に行ってきました。何も言わずに好きなように撮らせてみました。
画質はSNSにアップしたりする分には特に問題なし。露出の設定ができないので逆光は厳しい…と思ったら、数あるSCENEメニューの中に「逆光でとる」を発見! 他にも「花火をとる」「夜景をとる」「食べ物をとる」等々、手軽に綺麗な写真が撮れます。素晴らしい! しかもこれだけじゃない。このカメラには楽しく遊べるバラエティーメニューたがくさんあります。
場所を移して、弘前公園。ここでは「ビー玉でとる」でお花や戦国おじさん(人形です)を接写。おじさんをビー玉でとるセンス、真似できません。さらにお花の衣装に包まれたおねえさんを「マンガ風にとる」でマンガにしてしまいました。
弘前公園をあとにして、近くの追手門広場というところにあるミニチュア建造物群へ。ここには弘前市に現存する(過去現存した)建造物が10分の1サイズの模型で展示されています。バラエティーメニュー本領発揮!
「鏡に映す」「ミニチュア風にとる」等々、たくさんのメニューがある中で、波久の一番のお気に入りは「ネオン風にとる」。ネオンが何なのかもわかっていないと思いますが…、あらゆるものをネオン風にしてしまうこの機能。使い道がわかりませんが、子どもには楽しいようで、ほとんどの撮影データがネオン風やマンガ風になっていました。
あと可笑しかったのは、ミニチュアを「ミニチュア風にとる」という意味のない行動。思った通り、ミニチュア効果はほぼ反映されず?
他にも書ききれないくらいたくさんの楽しいメニューがあります。今回のモニター期間内ですべてのメニューを試すのは無理!! このカメラの特徴でもある「水中で撮る」を試すことができなかったのが残念でした。夏になったらこのW150を持って海に出かけたいと思います。リゾートというカラーも海っぽくて、アクセサリー感覚で持ち歩くのもいいかもしれません。子どもだけでなく、大人も楽しめるカメラだと思います。
追記(by 編集部)
本モニター記事が公開された後、「こども目線」のインプレッションをお父様からメールでいただきました。
Q(父):ニコンのカメラを使ってみた感想を教えてください。
A(子):メニューがたくさんあって楽しい。けど、最初は「ビー玉でとる」から普通のカメラにするやり方がわからなかった。慣れたら大丈夫。(説明書を読まない家族です。すみません。・父)
A(子):撮るのが簡単。あとはレンズを交換できるようにしてほしい。(いや、カメラの種類変わっちゃうし。すみません。・父)