「睡眠障害」が転じて「夜の風景」を撮る

(以下、プレスリリースより)
金子千裕は主に日暮れから夜明け前の時間帯に都市部を避けて撮影を行っている。
きっかけは彼女が2011年、東日本大震災で故郷が被災したこと、そこに残してきた家族や東京の就労先での人間関係の変化などから睡眠障害を患ったことにある。

彼女は眠れない夜、あてどなく線路沿いや河川敷を歩き写真を撮っていた。
「君の夜の写真は面白い」そう言ってくれたのは、彼女の写真の師である瀬戸正人だった。
金子は瀬戸のワークショップ卒業後、夜の写真を形にしようと試行錯誤を開始した。

そのような中にあった 2021 年、金子は美術家 吉野祥太郎からの誘いで奥能登国際芸術祭 2020+ に技術スタッフとして参加した。

現場で芸術家や会場である珠洲の人々と交流し、灯籠や漁火のように被写体や空間を照らしていくアイディアや神事「アエノコト」との出会いから、目には見えない神のような何かを想定して撮るようになった。

2024年、本シリーズを FUJIFILM ポートフォリオレビュー / アワードに応募し、最終選考でアワードを逃した。

現在はその際に選考委員の作家たちに指摘されたことを踏まえ、撮り足し再編集を行っている。
本展示はその一部である。

画像: 「睡眠障害」が転じて「夜の風景」を撮る

●日程:4/11(金)~4/20(日)(金土日のみ開場)
●時間:12時~18時
●場所:東京都下目黒「Tish Be」(石黒淳二写真事務所内ギャラリースペース)
〒153-0064 東京都目黒区下目黒 2-18-3 502号室 

This article is a sponsored article by
''.