1億円超えなるか!? 落札予想価格は60万〜70万ユーロの「Leica M prototype」
45回目を迎えるライツ・フォトグラフィカ・オークションは423点にのぼるアイテムが出品される。その中でも特に注目なのが、1954年にM型初のライカとなるライカM3の登場より前にプロトタイプとして製造された「Leica M prototype」。
1948年から1949年にかけて製造され、いまでも全機能が正常に作動する状態という。「M-mount Elmar 3.5/3.5cm」「ライカメーター」とのセットで出品され、落札予想価格はなんと60万~70万ユーロ! 日本円で9700万円〜1億1000万円(約161円換算)と1億超えのライカとなるのか?
M型への進化の過程がわかるシャーシ
つぎに注目なのか、1936年からの17年間にライカの技術者によって製造された10点のプロトタイプ「Leica IV to M series Collection of Prototypes」。
この10点のプロトタイプは1936年製造の「ライカIII」の改良機のシャーシから1953年製造のアルミニウム製の「ライカM」のボディまであり、M型ライカに至るまでの進化を見ることができるという。15万ユーロから入札開始で、落札予想価格が30万~34万ユーロとのこと。
また特別モデルとして「Leica M2 grey paint」なども出品予定で、このモデルはは1960年にドイツ・ヴィースバーデンに駐留していた在欧アメリカ空軍に支給されたカメラ20台のうちの1台という。
状態も良好で落札予想価格は50万~60万ユーロ。
1958年にライツ社のマーケティング部門用に製造されたデモ機である「Leica M3 black paint Black Dial」はブラックペイント仕上げの「Summicron 2/5cm」とセットで出品される。落札予想価格は28万~32万ユーロ。
第45回Leitz Photographica Auction
開催場所:ホテル・ブリストル(オーストリア・ウィーン)
開催日時:2024年11月23日午前11時(中央ヨーロッパ時間)から
(日本時間は2024年11月23日19時から)
www.leitz-auction.com