スラム街を撮り続ける二人の作家・森田雅章さんと吉田尚弘さんの写真展『死者と共に暮らす人達 フィリピン「ナボタス墓地」』がアイデムフォトギャラリー「シリウス」にて開催中です。
たまたま会場付近を歩いていた私・Sennaが写真展を訪れ、急遽インタビュー取材をさせていただきました!

開催は残りわずか! 鑑賞はお早めに!

2019年8月1日(木)〜8月7日(水)
開館時間:AM10:00〜PM6:00 最終日のみPM3:00まで
日曜休館
入場は無料!

〒160-0022
東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル2F
TEL:03-3350-1211
FAX:03-3350-1240
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅から徒歩2分

ナボタス墓地って…?

一般的なスラム街は街路灯やセキュリティがあり、インフラが整備されている。だが、このナボタス墓地はインフラの整備がされていない。かつ、低所得者向けの墓地であることもあり、劣悪な環境である。

写真展のタイトルにある「ナボタス墓地」とは、フィリピンにある墓地がスラム化したという、スラム街でも稀なスラム街。そこでは遺体が収められている墓石の上で生活をする人々。子供たちは墓石の周りや上で遊び、駆け回っている。死者が眠るその側で、今日も人々の生活が営まれています。

二人で開催、その経緯

画像: 左:森田雅章さん、右:吉田尚弘さん。

左:森田雅章さん、右:吉田尚弘さん。

吉田さんとスラム街の出会いは、16歳のとき一人タイに行ったときだそうです。「スラム街だということを知らずに、楽しくスラム街で写真を撮っていた」というように、自然と魅了されていたのです。それがキッカケとなり、スラム街を撮るようになり、2015年からはナボタス墓地も撮るようになったそう。

それ以前から、フィリピンのスラム街を25年以上も撮り続けいたのが森田雅章さん。森田さんはナボタス墓地同様、フィリピンにあるスモーキーマウンテンと呼ばれるスラム街を撮っていました。

「同じ題材を撮る他の写真家が、同じ場所を撮ったらどんな切り口で写真を撮り、どんな見方をするのか」と吉田さんは興味を持っていたそうです。そこから、同じスラムを撮る森田さんに「ナボタス墓地」を紹介し撮りに行ってもらい、そしてこの二人展に至ったそうです。

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