平成の世との別れのとき。
そのさよならの向こう側に、燻るように、しかしギラギラと輝き続ける昭和が、
確かに私たちを照らしているのを感じる。
失われゆく昭和よ、来たるべき次代を照らす文化とならんことを。
音楽、ファッション、映画などのサブカルを中心にヴィンテージまみれの青春を20年以上ひた走る「おじさん女子」2人組L’amritaが、昭和歌謡の世界を、令和を迎えた日本を舞台に繰り広げます。
そのさよならの向こう側に、燻るように、しかしギラギラと輝き続ける昭和が、
確かに私たちを照らしているのを感じる。
失われゆく昭和よ、来たるべき次代を照らす文化とならんことを。
音楽、ファッション、映画などのサブカルを中心にヴィンテージまみれの青春を20年以上ひた走る「おじさん女子」2人組L’amritaが、昭和歌謡の世界を、令和を迎えた日本を舞台に繰り広げます。
代々木のおとなり いつでも人でいっぱいの原宿へ
せっかくおしゃれもしたことだし、代々木公園沿いの隣駅、原宿まで行ってみよう!
ついてみると、やはりいつものごとく人、人、人…
原宿はいつ行ってもたくさんの若者でいっぱい。
大正13年に竣工した二代目の駅舎がもうすぐ取り壊しと聞いて、記念にパチリ。
ちょうど昭和が終わりを告げたころ、当時小学生の私が母や妹たちと足しげく通った思い出の原宿駅の姿です。
当時はタレントショップ全盛期。大好きなアイドルのブロマイドやグッズを買って、ミルキーウェイという喫茶店でパステルカラーのかわいいパフェを食べるのがお決まりでした。
今も昔も、ローティーンの楽しみかたや喜ぶものって実はあまり変わっていないのかもしれません…
この賑やかな原宿で、今日のジュンコちゃんのレディな装いにお似合いの場所なんてあるかしら…?
しばし考えた私たち、人込みの間を縫うように、駅向かいの道を代々木方面へ。
すると鉄の扉の向こうに、上品で寂し気な駅のホームが見えます。
「宮廷ホーム」の愛称で知られている皇室専用駅です。
今ではほとんど使われることのない控えめでしかし気品のあるそのたたずまいは、まるで昼間のお月さまみたい。
もうやってこないかもしれない人をそれでも待ち続ける、昔の姫君みたいですね。