「これ1本で開放F1.7の単焦点レンズ5本分をカバー」と謳う大口径標準ズームレンズ、パナソニックのマイクロ・フォーサーズマウントレンズ「LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm / F1.7 ASPH.」を写真家&映像クリエーターの上田晃司さんが実写でその印象、実用性を語ってくれた。
■撮影機材:パナソニックG9 PRO、GH5
■撮影機材:パナソニックG9 PRO、GH5
動画撮影にも重宝する画角と便利な機能を備える!
動画撮影時においても本レンズは役立つ。実は動画撮影では時間に制約がありレンズ交換があまりできないことが多い。そういったこともあり明るいズームレンズは重宝する。時間に制約がある状況下でも瞬時に絶妙な画角調整ができる上、ズームしてもF値が変化しないため非常に使い勝手が良い印象だ。
MFでの撮影でもフォーカスクラッチ機構により的確なMF撮影が行え、絞りリングも無段階調整ができるためスムーズな露出調整や被写界深度の調整ができる。本格的な動画用レンズとしても申し分なく使用できる。
フィルター径は77mmとM4/3システムとしては大きめになるが、前玉が大きいためハーフNDフィルターなど大型のフィルターも使える。よって輝度差のあるシーンなどでしっかりとしたフィルターを活用できるのでイメージをしっかりと作り出すことができるのも魅力だ。
圧倒的な描写力とボケ感をフルに活かしてマイクロフォーサーズユーザーは是非、静止画、動画の作品制作に本レンズを活かしてもらいたいと思う。