キヤノンマーケティングジャパンが次世代の写真・映像作家を発掘するために、ハイブリッドな表現方法、プレゼンテーション能力を評価するオーディション「GRAPHGATE」(グラフゲート)の最終選考会が11月29日(土)にキヤノンマーケティングジャパン本社で行われ、奥田峻史氏がグランプリに輝いた。その最終選考会の様子をレポートする。
第3回「GRAPHGATE」 最終選考会レポート
「GRAPHGATE」(グラフゲート)とはすべての写真・映像作家の入り口、登竜門の意味がこめられている。一般的な写真・映像コンテストではなく、作品制作に強い意志を持つ新しい可能性を秘めた作家(才能)と出会い、発掘することが目的だ。
そして、この「GRAPHGATE」の三次選考会以降は応募者が選考委員へのプレゼンテーションを通して、作品の表面的な美しさや表現技法だけでなく、そのモチーフを伝えるコミュニケーション力も重視している。
今回の選考委員は天野太郎氏、小野泰洋氏、片岡英子氏、齋藤精一氏、藤森三奈氏の5名とキヤノンマーケティングジャパンが務めた。(五十音順)
「GRAPHGATE」に関する情報は以下を参照
第3回「GRAPHGATE」グランプリ(最終)選考会の様子(一部)

水島貴大氏のプレゼンテーションから。

大鐘愛子氏のプレゼンテーションから。
第3回「GRAPHGATE」グランプリは奥田峻史氏に決定!

奥田さんの受賞コメントは以下のとおり。
「今は実感がわかないですね。まずは祖父母と家族に感謝したいです。三次審査から最終審査の過程で自分自身がすごく成長できたと思います。この機会を与えて頂きまして、ありがとうございました。祖母からは『カメラマンの卵』と呼ばれていましたが、今回の受賞でやっとスタートラインに立てたような気がします。これからもっともっと頑張っていきたいと思います」
第3回「GRAPHGATE」グランプリ受賞、奥田峻史氏のプロフィール
1999年、奈良県奈良市生まれ。高校時代、友人や街で出会った人の語りを記録し始めたことを機に映像・写真制作を開始。フリーランスのビデオフォトグラファー/フォトグラファーとして活動しながら人がそれぞれに持つ「固有の身体」への探求を制作の軸として作品制作をつづける。
第3回「GRAPHGATE」の入賞者と審査員で記念撮影

前列中央・グランプリ受賞の奥田さんと優秀賞、佳作の入賞者、そして今回の選考委員。


