写真家で日本写真家協会(JPS)の 会長も務める熊切大輔が写真展を開催。
被写体の舞台となったのは、自身の地元である東京都豊島区雑司ヶ谷の地にある鬼子母神堂。そこで江戸時代から続く伝統的な祭りである御会式(おえしき)を長年に亘って活写した記録である。
遠雷とともに『祭り囃子が聞こえる』ねぇ〜♪
鬼子母神堂は、安産・子育(こやす)の神様である鬼子母神をお祀りするお堂として、多くの人々に親しまれてきた安土桃山時代から続く由緒あるお寺。
「華やかな枝垂れ桜で飾られた万灯とともに太鼓を鳴らしながら練り歩く、勇壮な祭りは 地元のみならず全国から多くの人々が毎年10月に鬼子母神に集まってきます。 御会式を地元民として長く楽しみ、撮影を続けてきた作品をいつか地元でお披露目をしたい、そんな思いに鬼子母神堂近江ご住職様にご協力をいただけることとなり、史上初の本堂内での写真展 開催が実現することとなりました。リズミカルな太鼓の音に揺れる、纏や万灯の姿と活き活きとした人々の表情を約30枚の作品で展示いたします。雑司が谷の街一帯を包む空気感、祭りの高揚感を作品から体験して頂ければと 思っています」(熊切氏)
さらに、「もうほんと地元なので、子供の頃から近所の友達と祭りに参加してきました。で、写真撮るようになって本格的に作品としてまとめようかな…と考えてから6-7年は経ちます。場所も本堂の中という大変貴重な舞台で、江戸時代からの絵が飾ってあるような所に並べさせて頂きました」とのこと。
祭りのビートとエネルギーを感じながら作品を堪能したい。
熊切大輔写真展「遠雷」 2024年10月1日(火)~10月10日(木)まで
会場:鬼子母神堂 本堂
東京都豊島区雑司ヶ谷3-15-20
都電荒川線「鬼子母神前」駅 東京メトロ 副都心線「雑司が谷」駅1番出口 徒歩5分
9:00~17:00(無休) 入場無料
お問い合わせ k2labokumakiri@gmail.com