今回は昨今価格が高騰しているカラーリバーサル&カラーネガフィルムを使って撮影してみたお話を。
カラーネガをデジカメで複写
最近のカラーネガフィルム用自動現像機はフィルム現像とプリントのほか画像をスキャンしてデータ化する機能を装備。
これをCDに焼いたりスマホに送れば、手軽にSNSにアップするだけでなく多彩な使い方ができる。そのため現像と同時に注文する人が増えているが記録画素数は600万クラスが主流。
ネガ現像時に自動現像機でデータ化した画像をCDに記録。この画は現像機が搭載する画像処理エンジンによる撮って出し。画素数は約600万だ。
ネットで送る際のデータ量を考慮して画素数はやや低めに抑えられている。さらに画像は自動的に補正されるので、場合によっては撮影者の意図通りに仕上がらないこともある。
そこで現像済のネガをデジカメで複写。フォトショップで加工する方法を試してみた。率直な感想は、同時プリントの機械焼きと手焼きプリントの違いみたいなもの。
カラーネガフィルムを使ってPENTAX 17のポテンシャルをフルに発揮させるなら、ネガのデータ化の方法をはじめレタッチやプリントなど自分なりの方法を見つけると良いだろう。
またデジタルを一切介在させない“100%アナログ”を目指すなら、モノクロフィルムを自分で現像し引伸機を使ってプリントする道も残されている。