「Stay home」の時は、じっくりと自宅で撮影に専念してみませんか? 各ジャンルのエキスパート写真家が、その撮影ノウハウをアドバイスしてくれました。「テーブルフォト編」は川合麻紀さんです。

テーブルフォトは、昼も夜も楽しめます!

普段は外の花撮影が多いのですが、今年は2月から自主外出規制をしていて、ずっと家にいるので、おうち撮影を毎日楽しんでいます。何パターンか、自分が撮りたいイメージを考え、毎日続けると、かなり試行錯誤することになり、とても楽しいです。

家での撮影は、光をどう使うかが一番重要。1日で太陽がどれだけ動いていくか、天気による光の強弱はどうか、などを実感できると思います。今回は日中と夜、2パターンのマクロ&カラフル系テーブルフォトを撮ってみました。

まずは日中のタイプ。窓からの自然光だけで撮影しています。室内の電気は消し、窓際に白い板を置いて、その上に色として使うガラス系の瓶などを並べてなんとなくイメージに近づけていきます。最後に花を配置して、手持ちで撮影しています。光を通すカーテンを閉めれば柔らかい光に、カーテンを開ければ強い光が使えます。この写真はカーテンを開け、ガラス瓶の表面がゆらゆらときらめく瞬間を狙いました。

画像: ▲屋外では撮れないイメージを狙うのも、室内撮影の楽しみの一つ。外ではブルー背景はあまり作れないので、いろいろの青いガラスを集めて、ブルーグラデーションを作った。ガラスの表面のゆらゆらも味の一つになる。■キヤノンEOS R RF35mmF1.8 Macro IS USM(1.6倍クロップ)絞り優先AE(F1.8・1/1500秒)プラス1.0露出補正 ISO200

▲屋外では撮れないイメージを狙うのも、室内撮影の楽しみの一つ。外ではブルー背景はあまり作れないので、いろいろの青いガラスを集めて、ブルーグラデーションを作った。ガラスの表面のゆらゆらも味の一つになる。■キヤノンEOS R RF35mmF1.8 Macro IS USM(1.6倍クロップ)絞り優先AE(F1.8・1/1500秒)プラス1.0露出補正 ISO200

画像: ▲日中、窓からの自然光を使い、色ガラスを並べて青色を作る。瓶の上に花を置き、背景の色、影の色などを使いながらマクロ撮影。実際に撮った時はカーテンを開け、直射光を使って撮影している。

▲日中、窓からの自然光を使い、色ガラスを並べて青色を作る。瓶の上に花を置き、背景の色、影の色などを使いながらマクロ撮影。実際に撮った時はカーテンを開け、直射光を使って撮影している。

昼の撮影は、光の向きや強さをどのように生かすのかにつきます。場合によってはレフが必要なこともありますし、窓際でない、もっと室内の方がいいこともあります。自然光のみの撮影の場合、自分では光が作れないので、どの光を選ぶのかが重要なのです。

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