星景・天体写真の第一人者として知られる新潟県在住の写真家、沼澤茂美さんの作品、動画を紹介しよう。2ページめ、皆既日食の動画は貴重で神秘的です。

また、幸いなことにトンガリキという場所には、公道の近くに単独のモアイが立ち、その一体だけは星空との共演を演出してくれた。このモアイが、かつて島で唯一海外「日本」に持ち出され、博覧会で展示されたものであることを帰国後に知ることになる。このモアイは現地の人達に「日本人のモアイ」と呼ばれているという。

画像: 「アナケナの降るような星空」 ▲アナケナは美しい砂浜と海に向かって立つモアイ像で知られる。椰子の木越しに7体のモアイ像が、そして空にはおびただしい数の星が輝く。 ■ソニーα7R Ⅲ Planar T* FE 50mm F1.4 ZA 絞りF1.4 30秒 ISO4000 赤道儀による追尾撮影 Leeソフトフィルター3番

「アナケナの降るような星空」
▲アナケナは美しい砂浜と海に向かって立つモアイ像で知られる。椰子の木越しに7体のモアイ像が、そして空にはおびただしい数の星が輝く。
■ソニーα7R Ⅲ Planar T* FE 50mm F1.4 ZA 絞りF1.4 30秒 ISO4000 赤道儀による追尾撮影 Leeソフトフィルター3番 

雲はわいたり消えたりを繰り返す。空一面が晴れ渡ったと思うと次の瞬間には雲が天の川を覆う。ここでは、地上の光源がほとんど無いため、雲は暗黒のベールとして星々を覆い隠す。二度と再現できない情景が次々と書き換えられていくようだ。

画像: 「モアイ・ハポネスと天の川 ▲「日本人のモアイ」と呼ばれる単独のモアイが立っている。夜半に雲が切れ始め、そこには見慣れた七夕の天の川が圧倒的なコントラストで輝いていた。 ■ ソニーα7R III FE 24mm F1.4GM 絞りF1.4 30秒 ISO2500 赤道儀による追尾撮影 Leeソフトフィルター3番

「モアイ・ハポネスと天の川
▲「日本人のモアイ」と呼ばれる単独のモアイが立っている。夜半に雲が切れ始め、そこには見慣れた七夕の天の川が圧倒的なコントラストで輝いていた。
■ ソニーα7R III FE 24mm F1.4GM 絞りF1.4 30秒 ISO2500 赤道儀による追尾撮影 Leeソフトフィルター3番

そんな一瞬一瞬を名残惜しむように凍結してゆく行為が写真を撮ると言うことなのだなと、絶海の孤島に輝く天の川をながめながら感じた。

画像: 「頭上に輝く天の川中心」 ▲南緯27度のイースター島では、天の川の最も明るい部分が天頂を通過する。巨大なレンズ状の姿は、我々が銀河系の一員であることを強く自覚させる。 ■ソニーα7R III SIGMA 14mm F1.8 DG HSM Art 絞りF1.8 30秒 ISO4000 赤道儀による追尾撮影 Leeソフトフィルター3番

「頭上に輝く天の川中心」
▲南緯27度のイースター島では、天の川の最も明るい部分が天頂を通過する。巨大なレンズ状の姿は、我々が銀河系の一員であることを強く自覚させる。
■ソニーα7R III SIGMA 14mm F1.8 DG HSM Art 絞りF1.8 30秒 ISO4000 赤道儀による追尾撮影 Leeソフトフィルター3番 

貴重な瞬間を捉えた動画はこちらから!

画像: 2019 Total Solar Eclipse in CHILE, Starry sky at Easter Island youtu.be

2019 Total Solar Eclipse in CHILE, Starry sky at Easter Island

youtu.be

撮影・解説:沼澤茂美

画像: 1958年新潟県神林村出身、在住。東京デザインアカデミー建築士科及びパース専門課程卒業。建築設計事務所勤務を経て1980年に新潟郵便貯金会館プラネタリウムに入る。1984年独立して日本プラネタリウムラボラトリー(略称:JPL)を設立。天文・宇宙のイラストや天体写真の撮影を手がけている。天体撮影に関する著書多数。

1958年新潟県神林村出身、在住。東京デザインアカデミー建築士科及びパース専門課程卒業。建築設計事務所勤務を経て1980年に新潟郵便貯金会館プラネタリウムに入る。1984年独立して日本プラネタリウムラボラトリー(略称:JPL)を設立。天文・宇宙のイラストや天体写真の撮影を手がけている。天体撮影に関する著書多数。

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