月カメ2020年2月号の第一特集「ソニーを止めるな!」では、ソニーαシリーズと、そのライバル機種のアウトラインをP036-037で紹介しております。「文字が小さくて読みづらい!」とのお声がございました。

ニコン D5

ニコンのフラッグシップモデルというだけでなく、一眼レフのフラッグシップモデルという側面もある日本を代表するカメラの1つ。登場から4年が経過したが、その撮影性能はいまだに注目に値する最高峰のもの。スペックこそライバル機やミラーレス機に及ばないが、圧倒的という表現が決して誇張ではないAF 性能で高い歩留まりを約束してくれる。

LV 性能に不満はあるけれど、筆者に「ルマン24時間レースを撮ってこい」という依頼があったとして、機材は何を選ぶ?と聞かれれば現時点では確実にD5だ。それだけの信頼感がある。日本のものづくりの結晶のような製品なので、写真ファンであれば一生に一度は触れておいて欲しい。

●発売日:2016年3月26日
●大きさ・重さ(バッテリー・カード含む):160×158.5×92㎜・1405g
●実売ボディ価格(税別):69万5000円

ニコン Z 7

2018 年登場のフルサイズミラーレス機。登場時は機能的にライバルの後塵を拝していたが、ファームアップで大きな競争力を得た。ニコンのフルサイズミラーレス機ということで期待が大きかったためか「満を持して登場した割には」という感情やお世辞にも高性能と言えないオートエリアAF などの不満点はあるが、ライバル機が出揃ってみるとニコンらしい実直さと高品位なEVFや設えの良いグリップなど、一眼レフ感覚で使うことができる使用感の良さが際立っており、使用者を選ばない柔軟性も魅力的。

画像: ニコン Z 7

費用対効果という点では評価が難しいが、高性能なZレンズのラインナップなどZシリーズの今後の展開に期待が膨らむ1台。

●発売日:2018年9月28日
●大きさ・重さ(バッテリー・カード含む):134×100.5×67.5㎜・675g
●実売ボディ価格(税別):37万7500円

ニコン Z 6

Z 7 の弟分としてオールラウンダー担当のカメラ。Z 7との違いは基本的にセンサーだけなので、考え方によってはお買い得モデル。あくまでも感触という話になるが、画素数の差なのかAF性能はZ 6の方がキビキビと追従してくれる印象がある。デバイスやスペック面ではライバル機に敵わないが、カメラの道具としての使い心地やバランスではフルサイズミラーレス機ではベストバランスかも? と思わせられる。

画像: ニコン Z 6

デザインや操作性に不満はあれど、実写性能では高い実力を持つ。スペックの差が魅力の差ではないということを教えてくれるし、EVF や背面液晶の表示クオリティが高く、使っていて気持ち良いカメラだ。

●発売日:2018年11月23日
●大きさ・重さ(バッテリー・カード含む):134×100.5×67.5㎜・675g
●実売ボディ価格(税別):25万2500円

ニコン Z 50

2019 年10 月に発表されたAPS-CフォーマットのZ シリーズ。ボディ内手ブレ補正機構こそ持たないけが、D500 譲りの高い高感度性能を誇る20MPセンサーの柔軟性と軽量コンパクトかつ高剛性なボディの組み合わせで撮影がとても楽しい。

画像: ニコン Z 50

EVFや背面液晶のクオリティが高いこと、キットとなるズームレンズの性能が素晴らしいことなど、Z シリーズの魅力を体験するのにピッタリのカメラ。現実的なことを言えば一般ユーザーが手の届く唯一のZシリーズとして幅広い層から支持を集めなければならない役目を背負ったカメラだけれど、
その責務は十分に果たせているように思う。

●発売日:2019年11月22日
●大きさ・重さ(バッテリー・カード含む):126.5×93.5×60㎜・450g
●実売ボディ価格(税別):11万9900円

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