小川さんの撮影状況の動画はこちら
月刊カメラマン2020年2月号「ソニーα7R Ⅳでワンちゃんを撮る! 小川晃代」
youtu.beα7R Ⅳの高精細な描写力、動物瞳AF、AF速度&精度に驚きました!
今回動きの速いワンコの撮影をして、まず感じたのは前機種のα7R Ⅲに比べてAF精度が格段に上がったという点です。私の感覚では2倍くらいピント合わせが良くなったように感じます。
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■ソニーα7R Ⅳ FE 70-200mm F2.8 GM OSS 絞りF2.8 1/5000秒 ISO1600
まず挑戦したのがピント合わせの難易度が高いスラローム。これは沢山並んだバーの間をワンコがジグザグに進んでいく競技なのですが、ワンコの前に立っている何本ものバーがピント合わせを邪魔してきます。
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■ソニーα7R Ⅳ FE 70-200mm F2.8 GM OSS 絞りF2.8 1/5000秒 ISO1600
さらに今回のモデルのボーターコリーは動きがとてつもなく速く、顔まわりが黒いので、そもそもピント合わせが難しい被写体です。置きピンで撮った方がいいかなと思うような条件ですが、新たに搭載されたリアルタイムトラッキングで撮影。するとびっくりするほど簡単に躍動感のある一枚が撮れました。
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■ソニーα7R Ⅳ FE 70-200mm F2.8 GM OSS 絞りF2.8 1/5000秒 ISO1600
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■ソニーα7R Ⅳ FE 70-200mm F2.8 GM OSS 絞りF4 1/5000秒 ISO400
また、フリスビーキャッチや、ワンコ2匹が絡んでの撮影では、ワンコは決められた動きではなく不規則に走ったり急なターンをすることが多いので、少し広めにフレーミングをして撮ります。このような写真はあとからトリミングをして使うのですが、高解像なのでトリミングをしても画質がキレイなのも助かっています。
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■ソニーα7R Ⅳ FE 70-200mm F2.8 GM OSS 絞りF2.8 1/2500秒 ISO800
ペット撮影はとっさの撮影がつきもの。瞬時にピントが合ってその一瞬を切り撮れないカメラでは使い物になりません。その点α7R ⅣのAFはとても頼り強く、特に動物瞳AFのおかげで突然訪れるシャッターチャンスもピント合わせを気にせず、フレーミングに集中できるので、今まで以上に作品撮りがとても楽になりました。
今回の撮影機材はソニーα7R Ⅳ+FE 70-200mm F2.8 GM OSS
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ソニーα7R Ⅳ
●有効約6100万画素 35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー
●高精細な描写力と優れた色再現性を実現。
●567点(像面位相差AF)/425点(コントラストAF)
●AF/AE追随 最高約10コマ/秒高速連写
●最高5.5段 光学式5軸ボディ内手ブレ補正
●約576万ドットの高解像電子ビューファインダー
●常用ISO100-32000、拡張ISO50-102400
FE 70-200mm F2.8 GM OSS
●G Masterの中望遠レンズ
●ダイレクトドライブSSMとダブルリニア・モーターで撮影者の意図に即応する高速・高精度AFを実現
さらにソニーのαシリーズの世界を知るなら「α Universe」へ
撮影・解説は小川晃代さん
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1980年、埼玉県生まれ。 トリマー、ドッグトレーナー資格など動物資格を保持したペトグラファーの第一人者で、今までに3万匹以上のペット撮影を手がける。制作会社勤務を経て動物に特化した制作会社&写真スタジオ「アニマルラグーン」を設立。現在は写真教室の講師をはじめ、イベント企画・ペットモデルのコーディネーター等活動は幅広い。著書は「ねこの撮り方まとめました!」「こいぬ」「こねこ」他多数。ツイッター:@akiyo_ogawa