今回の写真展について、キセキミチコさんの思い。
「現在､香港に半年ほど滞在しております｡香港ではデモがずっと続いており､約５カ月月間､前線にて撮影をしておりました｡今までとは全く異なった環境ではありましたが､自分の目の前で起きたこと、今香港で起こっていること､そんなことを記録し感じたことを少しでも日本の皆さんに知ってもらいたく､今回の写真展を開催することとなりました。ずっとサポートをしていただいた、ジャーナリスト堀潤さん､コピーライター澤田智洋さんとともに。
一人の女性カメラマンとして、感情に素直でありたい。
これまで撮影を続けてきた音楽の世界も、香港でをあげる若者たちの世界も
同じように懸命に生きる、声をあげる人々の力を信じる瞬間でした。
私が香港でみた若者たちに対する非人道的な行いへの悲しみと､これ以上傷ついて欲しくないという祈り､そんな写真展です」。
キセキミチコさんプロフィール
▲手作りの限定写真集を手にするキセキミチコさん。展示会場では映像作品も上映されている。
1981 ベルギー出身、その後香港、フランスで少女期を過ごす。
日本大学藝術学部写真学科卒業。KISEKI inck Ltd,代表。CDジャケット、live、広告、アーティストを主に撮影。2019年7月より、作品制作のため半年間長期滞在ロケとして香港に滞在中。2015 「theline」個展開催 / 2017 私家版写真集 [DRYNESS] 出版 /個展開催 / 2017香港 ーエロスとタナトスー 個展開催 / 2017 EWAAC (LONDON) finalist
APAaward 2016/2017/2019写真作品部門 入選 / APAaward2019 広告写真部門 入選。2019年10月よりSNS上で香港デモの最前線を追った「＃まずは知るだけでいい展」をスタート。12月に渋谷で個展開催、1月に香港での個展も開催予定。
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