第44回(2018年度)「木村伊兵衛写真賞」(主催:朝日新聞社、朝日新聞出版、特別協賛:ニコンイメージングジャパン)を受賞した岩根愛さんの受賞作品の一部がTHE GALLERY 新宿1にて展示されている。岩根愛さんの受賞作は写真集『KIPUKA』(青幻舎)とKanzan Galleryで展示された作品「FUKUSHIMA ONDO」。ハワイにおける日系文化に注目し、ハワイと福島とのつながりについて作品にまとめられたものだ。
画像1: 第44回 木村伊兵衛写真賞受賞作品展岩根 愛 写真展「KIPUKA」
<THE GALLERY 新宿1>●開催中~2019年5月2日(木)
<THE GALLERY 大阪>●2019年6月13日(木) 〜 6月19日(水)
画像2: 第44回 木村伊兵衛写真賞受賞作品展岩根 愛 写真展「KIPUKA」
<THE GALLERY 新宿1>●開催中~2019年5月2日(木)
<THE GALLERY 大阪>●2019年6月13日(木) 〜 6月19日(水)
画像3: 第44回 木村伊兵衛写真賞受賞作品展岩根 愛 写真展「KIPUKA」
<THE GALLERY 新宿1>●開催中~2019年5月2日(木)
<THE GALLERY 大阪>●2019年6月13日(木) 〜 6月19日(水)
画像4: 第44回 木村伊兵衛写真賞受賞作品展岩根 愛 写真展「KIPUKA」
<THE GALLERY 新宿1>●開催中~2019年5月2日(木)
<THE GALLERY 大阪>●2019年6月13日(木) 〜 6月19日(水)

※ニコンHPより抜粋

「裸足で立ち、太鼓を打つと、その鼓動は体幹から土へと響きわたる。
繰り返す鼓動に肉体をまかせ踊り続けると、
心臓は掴まれ、やがて自我は剥がれ落ち、
土から目覚めた、自分に連なるものに呑み込まれ、一体となる。
福島からハワイへ、
その唄が渡ってから1世紀を過ぎて、
同じ唄が避難者とともに、故郷を追われた。

––– KIPUKA
溶岩流の焼け跡の植物、再生の源となる「新しい命の場所」を意味するハワイ語、
この言葉をずっと頼りに、私はハワイと福島への旅を続けた。
日系移民が築いたサトウキビ畑の町はあとかたもなく消え、
福島第1原発付近から住人が消えた。
消失と喪失の繰り返しの中で生き続ける唄は、
生き残った私たちの命の種子のように、
ふるさとを離れても再び広がり、
黒い大地を森にする。」
岩根愛

岩根 愛(イワネ アイ)

東京都生まれ。1991年単身渡米、ペトロリアハイスクールに留学。オフグリッド、自給自足の暮らしの中で学ぶ。帰国後、アシスタントを経て96年に独立。雑誌媒体、音楽関連等の仕事をしながら、世界の特殊なコミュニティーでの取材に取り組む。2006年以降、ハワイにおける日系文化に注視し、13年から福島県三春町にも拠点を構え、移民を通じたハワイと福島の関連をテーマに制作を続ける。18年、初の作品集『KIPUKA』(青幻舎)を上梓。

トークイベント

<東京展>
4月30日(火)15:00~16:30
北島敬三(写真家)× 岩根愛
<大阪展>
6月13日(木) 18:30~20:00
姫野希美(赤々舎代表)× 岩根愛

木村伊兵衛写真賞

故・木村伊兵衛氏の業績を記念して1975年に創設され、各年にすぐれた作品を発表した新人写真家を対象に表彰。写真界の芥川賞とも言われる。受賞者は、写真関係者からアンケートによって推薦された候補者の中から、選考委員会によって決定される。今回の選考委員は石内都、鈴木理策、ホンマタカシの写真家3氏と作家の平野啓一郎氏。

THE GALLERY 新宿1・2
〒163-1528
東京都新宿区西新宿1-6-1
新宿エルタワー28階
TEL.03-3344-0565
●10:30~18:30 日曜休館
※写真展開催最終日の営業時間は15:00まで

THE GALLERY 大阪
〒530-0001
大阪市北区梅田2-2-2
ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
TEL.06-6348-9698
●10:30~18:30 日曜休館
※写真展開催最終日の営業時間は15:00まで

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