キヤノン EOS R
有効画素数:約3030万画素常用ISO:100~40000連写速度:約8コマ/秒電子ビューファインダー:0.5型約369万ドットモニター:3.15型約210万ドット動画:4K/30P大きさ・重さ:約135.8×98.3×84.4mm・約660g(バッテリー・カードを含む)
長根プロから学ぶ撮影術 その1
カラマツの黄葉のボリューム第一に考えフレーミング
鉄道風景撮影では、画面を十字に4分割して、いずれかのマスに列車を入れるとバランスが良くなる。12両編成をピッタリ構図に入れるには、どのぐらいの線路が必要かというのは経験則。(長根)
■EOS R EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM (135mm) 絞りF11 1/800秒 WB:太陽光 ISO800
長根プロから学ぶ撮影術 その2
光芒を出すために絞りはF13、列車を対角に配置
甲斐駒ヶ岳の山頂に雲がかかってしまったので方針変更。太陽をダイナミックに入れて、青空と光芒、そしてHIGH RAIL 1375でフレーミングした。光芒と列車を対角に配置して、構図内のバランスを保っている。光芒を出すために絞りはF13に設定。(長根)
■EOS R EF16-35mm F4L IS USM (21mm) 絞りF13 1/800秒 WB:太陽光 IS400
撮影会レポート
Photo & Report: 梅田真秀
EOS Rや鉄道の撮り方などを長根プロに質問攻め!
今回の目玉はなんと言っても発売されたばかりのEOS Rだ! ホカホカの実機を使って紅葉を背景に鉄道撮影できるということで、参加者は機材に興味津々。三脚などを自前で持ち込んでいる参加者も多く、気合いも十分。すでにEOS Rで鉄道を撮影している長根プロのレクチャーを聞きながら、撮影開始。レンズも発売直後のRFレンズや高価で普段使えない超望遠EFレンズなどの貸し出しもあり、機材について細かく質問する参加者も多数。
貸切バスで撮影ポイントを移動しながらお昼ご飯は…なんと小淵沢名物“丸政の駅弁”だ! 鉄道ファンの参加者のテンションはよりMAXに!
撮影は終始天候に恵まれ、眼にも鮮やかな紅葉を満喫しながら和やかに進んだ。そして提出する作品をプリント。長根プロの丁寧な指導もあり、出来上がった作品は選考するのにしばし悩むほどレベルが高い。それぞれの作品を講評したのち、最後に長根プロがその日に撮った作品をスライドで見せて、構図などを細かくレクチャーした。今後の撮影に活かせる内容も多く、参加者にとってはとても有意義な撮影会だったに違いない。(梅田)