必見! 「EOS Rで鉄道を撮る」長根流セッティング
▲最大の機能である5655カ所の測距ポジション。測距点移動に便利なタッチ&ドラッグAFは必ず「する」に。
▲マルチファンクションバーはスライドを「縮小/拡大」。左タップをヒストグラム、右タップを水準器に。
▲ファインダー表示形式は、画像内にアイコン等を表示せず、フレーミングに集中するために「表示2」を選択。
▲「絞り込み確認」はどこかのボタンに割り当てないと使えない。あまり使用しない動画ボタンに割り当て。
▲「電源オフ時のレンズ収納」をOFFにしないと、電源オフするたびにピント位置が∞にリセットされてしまう。
鉄道写真家 長根広和
列車を画面の周辺に配置するときには、メチャ便利!
EOS Rが発売されて最初の月カメ撮影企画「EOS Rで撮るin山梨・長野」が、快晴のお天気のもと小海線、中央本線で開催されました。有名撮影地である小淵沢の大カーブ、そしてカラマツの黄葉がピークの中央本線へご案内。晴れ前提のロケハンだったので、当日までハラハラドキドキの私でした。
本来は撮影前にカメラの使い方ゼミをするそうなのですが「座学より実際に撮影して学ぼう!」というのが私のモットー。参加者にEOS Rをお渡しして30分後には一本目の列車がやって来ました。皆さん難なく撮影を楽しんでいただいたのですが、実は前日に20台近くのEOS Rすべてのカスタマイズを、私が一台一台セッティングさせていただきました。
そう、鉄道撮影向けのカスタマイズをすれば、初めて手にしたEOS Rでもすぐに撮影を楽しむことが出来るのです。さらに撮影に慣れてきたら、より自分に合ったカスタマイズへ変更して、撮影会終盤には「My EOS R」が完成した参加者も多かったと思います。
鉄道撮影にとってEOS Rの最大のメリットは、ヨコ約88%×タテ約100%の広いAFエリアと、5655カ所のAFフレーム選択可能ポジションです。列車を画面の周辺に配置することが多い鉄道撮影では、一眼レフのように中央に集中したAF測距点だと、置きピン撮影するにもサーボ撮影するにも不便で仕方ありませんでした。EOS Rでは、スマホを操作するようなタッチ&ドラッグAFによって、スイスイとピントを合わせたい位置にAF測距点を持っていくことが可能。この便利さは皆さん感動してくれたと思っています。
参加者の皆さんにはEOS Rの伝道師として、鉄道撮影でのEOS Rの優位性をお知り合いに広めて欲しいですね。皆さん、撮影お疲れさまでした!(長根)
今回使用したEOS R以外の主な機材
RF24-105mm F4 L IS USM
コントロールリング マウントアダプター EF-EOS R
EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS Ⅱ USM
PIXUS PRO-100S
使用可能用紙サイズ:A3 ノビ~A5、L 判、2L 判、六切、KG サイズなどインク:染料8 色解像度:4800×2400dpi最小インク滴量:全弾3pl幅×高さ×奥行:689×385×215㎜約19.7㎏
▲抽選でプレミアム撮影会に当たった幸運な15 名の老 若男女は、全国津々浦々から紅葉の山梨・長野に駆け付け、秋晴れのもと鉄道撮影を満喫した。