長く街と人々のスナップを撮り続けて来た3人の著名写真家による競作展が東京・四ツ谷のギャラリー・ニエプスで開催されている。「街」「人間」「モノクローム」というキーワードの下、スタイルの異なる作風3人の作品が互いにぶつかり、響き合い、融合してひとつの空間を構成している注目の写真展だ。
画像: 大西みつぐ ハービー・山口 中藤毅彦 3人展「TRINITY - 街・人間・モノクローム」
※開催中~2018年7月29日(開催時間:13~19時)  ●ギャラリーニエプス(東京都四ツ谷)
画像: 「今回は3人の作品をバラバラにして展示しています。オモシロイでしょ?」とギャラリーの運営者でもある中藤毅彦氏。ハイコントラストでブレ・アレ・ボケを駆使した、トガった感じのモノクロが特徴の中藤作品は、どこにあろうが一目瞭然なのだが、ほかの2人と合わさるとまた違った味わいが出る。 www.niepce-tokyo.net

「今回は3人の作品をバラバラにして展示しています。オモシロイでしょ?」とギャラリーの運営者でもある中藤毅彦氏。ハイコントラストでブレ・アレ・ボケを駆使した、トガった感じのモノクロが特徴の中藤作品は、どこにあろうが一目瞭然なのだが、ほかの2人と合わさるとまた違った味わいが出る。

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画像: 今回の写真展の来場者は、ギャラリー開設史上、相当多く、高い人気とのこと。見逃すな! www.niepce-tokyo.net

今回の写真展の来場者は、ギャラリー開設史上、相当多く、高い人気とのこと。見逃すな!

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大西みつぐ

1952年、東京深川生まれ。1974年、東京綜合写真専門学校卒業。1970年代から生まれ育った東京の下町、湾岸地域などを中心に、そこに暮らす人々の生活をカメラに収め続けている。1985年に「河口の町」で第22回太陽賞、1993年に「遠い夏」により第18回木村伊兵衛写真賞を受賞する。写真展、著書も多数。また、大学や専門学校で若い世代の指導やカメラ雑誌などでの執筆、コンテスト審査員なども務めている。

ハービー・山口

1950年、東京都出身。大学卒業後の1973年にロンドンに渡り10年間を過ごす。一時期、劇団に所属し役者をする一方、折からのパンクロックやニューウエーブのムーブメントに遭遇し、デビュー前のボーイ・ジョージとルームシェアをするなど、ロンドンの最もエキサイティングだった時代を体験する。そうした中で撮影された、生きたロンドンの写真が高く評価された。帰国後も福山雅治など、国内アーティストとのコラボレーションをしながら、常に市井の人々にカメラを向け続けている。多くの作品をモノクロームの、スナップ・ポートレイトというスタイルで残している。その優しく清楚な作風を好むファンは多く「人間の希望を撮りたい」「人が人を好きになる様な写真を撮りたい」というテーマは、中学時代からブレることがない。写真発表の傍ら、エッセイ執筆、ラジオ、テレビのパーソナリティー、さらには布袋寅泰のプロジェクト「ギタリズム」では作詞家として参加している。

中藤毅彦

1970年東京生まれ。早稲田大学第一文学部中退、東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。2000年より5年間東京ビジュアルアーツ非常勤講師。モノクロームの都市スナップショットを中心に作品を発表し続けている。国内の他、近年は東欧、ロシア、キューバなど旧社会主義諸国を中心に世界各地を取材。作家活動とともに、四谷三丁目にてギャラリー・ニエプスを運営。個人ワークショップなども開催。第29回東川賞特別作家賞受賞。第24回林忠彦賞受賞。

ギャラリーニエプス

2001年に創設された作家の自主運営によるギャラリー。現在は中藤毅彦 福添智子 森田剛一 石川栄二 鼻崎裕介 中 悠紀 橋本とし子 岡崎牧人の8人により運営している。メンバーによる展示の他、ジャンルを問わず意欲ある作家の為の自由な実験と発表の場としてレンタルも受け付けている。●〒160-0004 東京都新宿区四谷4-10 メイプル花上2F
●fax:03-3356-8807 
●Email:toiawase@niepce-tokyo.com

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