画期的なイメージセンサーを搭載し、先進的な性能を誇るミラーレス機、ソニーαシリーズ。写真家・沼澤茂美さんが、星空をα7R Ⅲと“Gマスター”レンズで捉えてくれた。Webカメラマンでは、本誌8月号の掲載作品の舞台裏、さらにα7R Ⅲの「ブライトモニタリング」機能を解説しよう。
画像1: ■ソニーα7R FE 16-35mm F2.8 GM  絞りF2.8 30秒 ISO3200 WB:マニュアル

■ソニーα7R FE 16-35mm F2.8 GM  絞りF2.8 30秒 ISO3200 WB:マニュアル

画像2: ■ソニーα7R FE 16-35mm F2.8 GM  絞りF2.8 30秒 ISO3200 WB:マニュアル

■ソニーα7R FE 16-35mm F2.8 GM  絞りF2.8 30秒 ISO3200 WB:マニュアル

画像3: ■ソニーα7R FE 16-35mm F2.8 GM  絞りF2.8 30秒 ISO3200 WB:マニュアル

■ソニーα7R FE 16-35mm F2.8 GM  絞りF2.8 30秒 ISO3200 WB:マニュアル

沼澤さんの撮影現場

長年の経験から天体撮影に必須な赤道儀(地球の自転を反映して、追尾する装置で暗い星や天の川などの撮影に必須なアイテム)とカメラのセットをワンタッチで三脚に装着して、準備は完了。

画像: 沼澤さんの撮影現場

天体撮影でこそ活用したい「ブライトモニタリング」機能とは?

天体の撮影時に特筆すべきα7R Ⅲの特長となるのが「ブライトモニタリング」機能だ。この機能は動画をご覧頂ければ一目瞭然だが、背面液晶モニターやEVFで映し出される天体を明るくブーストするものだ。

従来のデジタル一眼レフでは光学ファインダーで明るい星を頼りにフレーミングを行っていた。しかし「ブライトモニタリング」機能暗い星や天の川までもリアルタイムで確認しながら正確にフレーミングできるのだ。

「ブライトモニタリング」の具体的な設定方法

まずメニュー画面の「操作カスタム」から「カスタムキー(撮影)」を選択する。

画像1: 「ブライトモニタリング」の具体的な設定方法

そして、私の場合はカスタムボタン4(ボディ背面のC4ボタン)に「ブライトモニタリング」を割り振る。実際の撮影にあたってはレンズのフォーカススイッチをMF(マニュアルフォーカス)に設定しなければならない点に注意しよう

画像2: 「ブライトモニタリング」の具体的な設定方法

この画面で「ブライトモニタリング」を選択し、決定ボタンを押して設定完了。

画像3: 「ブライトモニタリング」の具体的な設定方法

「ブライトモニタリング」機能の実際

画像: 月刊カメラマン2018年8月号「ソニーα7R Ⅲで星空を撮る!」 youtu.be

月刊カメラマン2018年8月号「ソニーα7R Ⅲで星空を撮る!」

youtu.be

真っ暗な撮影状況の中、光学ファインダーでは悪戦苦闘していたことが、α7R Ⅲの「ブライトモニタリング」機能によって、画面の明るさがブーストされて、明るくなっていくのが分かるだろう。この機能を確認し、活用できたときは「これこそミラーレス機でしか出来ない大きな強みだ」と感心したものだ。

実際、天体撮影はα7R Ⅲユーザーの方で天体の撮影に挑戦したい方は、ぜひこの「ブライトモニタリング」機能を活用して欲しい。

今回の撮影で使用した機材はα7R Ⅲ+FE 16-35mm F2.8 GM

画像: 今回の撮影で使用した機材はα7R Ⅲ+FE 16-35mm F2.8 GM

ソニーα7R Ⅲ

●有効画素数4240万画素フルサイズ裏面照射型CMOSセンサー
●AF/AE追従 最高約10コマ/秒 高速連写
●399点 像面位相差、425点コントラストAFセンサー
●最高5.5段 光学式5軸ボディ手ブレ補正
●常用ISO感度 100~32000(拡張ISO50~102400)

FE 16-35mm F2.8 GM

●”Gマスター”の全域F2.8大口径ズームレンズ
●ナノARコーティング採用でフレアやゴーストを抑制
●2つのレンズ群が独立して動くフローティング機構
●画面中心から周辺まで精細な描写を実現

さらにソニーのαシリーズの世界を知るなら「α Universe」へ

沼澤さんがα7R Ⅲで星空を撮影し、そのカメラとレンズの魅力を「α Universe」で語ってくれています。下のアイコンをクリックすると 「α Universe」へジャンプします。

撮影と解説は写真家・沼澤茂美さん

画像: 1958年新潟県神林村出身、在住。東京デザインアカデミー建築士科及びパース専門課程卒業。建築設計事務所勤務を経て1980年に新潟郵便貯金会館プラネタリウムに入る。1984年独立して日本プラネタリウムラボラトリー(略称:JPL)を設立。天文・宇宙のイラストや天体写真の撮影を手がけている。天体撮影に関する著書多数。

1958年新潟県神林村出身、在住。東京デザインアカデミー建築士科及びパース専門課程卒業。建築設計事務所勤務を経て1980年に新潟郵便貯金会館プラネタリウムに入る。1984年独立して日本プラネタリウムラボラトリー(略称:JPL)を設立。天文・宇宙のイラストや天体写真の撮影を手がけている。天体撮影に関する著書多数。

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