月カメ7月号の巻頭グラビアページ「TOP LIGHT」でもご紹介いたしましたが、松尾純さんの写真展「Kuzeuge-Kushu クゼゥゲ・クシュ」が東京・銀座ニコンサロンで始まりました。会期は6月26日(火)まで。

■展示会場:銀座ニコンサロン
〒104-0061 東京都中央区銀座7-10-1
STRATA GINZA(ストラータ ギンザ)1階
■営業時間:10:30〜18:30
※写真展開催最終日の営業時間は15:00まで。

「クゼゥゲ・クシュ」とは?(松尾さんによる写真展の解説)

モンゴルの首都ウランバートルから1600kmにカザフ族が多く暮らすバヤン・ウルギー県がある。この地にはイヌワシを使って狩猟をする鷹匠の一族が暮らしている。彼らの普段の暮らしは他の遊牧民と変わらない。無数の家畜を飼い、新しい牧草を求めて移動をする生活を送っている。

厳冬期には暖かい村で暮らし、春前になると山を登り春営地に移る。夏になるとさらに山奥へ移動。それから秋営地に向かう。年4回の移動のうち、積雪などで最も難渋するのが春の移動。カザフ語で「クゼゥゲ・クシュ」と言う。

展示作品の様子

モンゴルの大地には、日本のような便利な暮らしはない。ただそのぶん、人間にとって究極にたいせつなものが見えやすい。食べること、寝ること、そして家族や隣人が幸せであること。そこに、ささやかだが、貴い〝充足”というものがあるような気がする。

画像1: 展示作品の様子

本作品展は「クゼゥゲ・クシュ」を追ったドキュメンタリーである。寂寞の大地で、互いに支え合い生涯を送る人々の、つつましく、そして雄々しい生きざまに、そっと触れて欲しい。

画像2: 展示作品の様子

写真展は東京(銀座)を皮切りに、大阪、広島でも開催予定!

●銀座ニコンサロン 2018年6月20日〜6月26日
※ギャラリートーク 2018年6月23日(土)14:00〜
●大阪ニコンサロン 2018年7月19日〜7月25日
●広島ギャラリーブラック 2018年8月23日〜28日

松尾純さんのプロフィール

広島生まれ。19歳の頃から一眼レフを持って世界を旅する。50以上の国と地域での撮影経験を持ち、チベット文化圏を最も得意なフィールドとする。5000mを超えるヒマラヤ山脈など、世界各地の辺境で暮らす人々を写し続ける。松尾さんのWebは以下参照。

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