天下の大ソニー様から、これまた大人気ないカメラが出てきましたね。ってことで早速触ってきました。実写だけはNGでしたが、ほぼほぼ完成品とのことでしたよ。

技術者の方に質問しましたよ。

豊田:シンクロ速度が速くなってますね。これはどんな技術で実現したのでしょうか?
ソニー:従来機ではシャッターの機構にバネを用いていたのですが、新たに電磁バネ(電磁モーター)を開発し、バネと電磁バネのデュアルでシャッター羽根を駆動することで、幕速の高速化と精密制御が可能になりました。これによってシャッター全開までの時間を短縮することができましたのでシンクロ1/400秒を実現しました。APS-Cクロップの場合はシャッター全開になる面積に余裕がありますので1/500秒に対応となります。
豊:素晴らしいですね。電子シャッターでもシンクロ1/200秒を実現していますが、これはセンサーの読み出し速度高速化の賜物なのでしょうか?
ソニー:はい。非常に高速だったα9 Ⅱよりもさらに読み出しが速くなり、擬似的ではありますが全画素同時読み出しに近いことができるようになったことで、電子シャッターでのシンクロ同調を可能にしました。また電子シャッターでのフリッカーレス撮影を実現しています。
豊:革新的な技術ですね。写真表現の幅を広げる素晴らしいプレゼントだと思いました。高速読み出しには強力な演算性能がセットでなければなりません。α1はメニュー操作のレスポンスや画像再生のレスポンスが著しく改善していますね。
ソニー:α1ではα9 Ⅱ比で約8倍の演算性能を持っています。
豊:え?
ソニー:8倍です。
豊:聞き間違いではなかったのですね。それがAE/AWB/AFの120fpsでの演算処理を可能にしている、と。
ソニ:はい。言い方は悪いですが演算性能という名の暴力でゴリ押しすることで色々と解決しています。環境の明度やシャッター速度によっては120fpsで演算できません(AE演算の為に一定量の光を受光する必要があるから。他のカメラも同様)が、一般的なシーンではほぼ120fpsで演算できるように工夫しています。

みたいなやり取りがありました。