天下の大ソニー様から、これまた大人気ないカメラが出てきましたね。ってことで早速触ってきました。実写だけはNGでしたが、ほぼほぼ完成品とのことでしたよ。

写真&テキスト:豊田慶記

手に取って、覗いただけで感動するなんて!

左がα1で右はα9 Ⅱ。正直、パッと見では区別がつかない。よ~く見るとトップカバーの形状が違うので新規に起したのは間違いないが…。

まずは起動時間はどんなもんかな?? と。「あ」と思った瞬間に撮影可能になるってのは重要な撮影性能の1つ。それを実現したミラーレス機が憎っくき(ジョークですよ)キヤノン EOS R5/6でしたね。一眼レフもビックリのマッハということで、敵ながら(ジョークですってば)アッパレ、地団駄踏んだのちょうど一年くらいまえでしたかね。おそらくEOS-R1(仮)も間髪を入れず起動すると思います。

で、α1はこれまでのα7シリーズと比べて明らかに高速化されているし、α9 Ⅱと比べても起動が速くなっていました。でもまあ、EOS R5/6ほどじゃないかな。といっても電源を入れてから構えれば「待ち」はほぼありませんので「合格」です。

α1(右)にはH+を追加。またドライブモードのダイヤルがちょこっと変わっている。大きな違いといえばここかなぁ。

EVFを覗くと間髪入れずにバシっとEVFが表示されるのには感激。検証してみると大体接眼レンズ(というかアイセンサー)から指4本程度の距離(5cmくらい?)になるとEVF表示に切り替わるっぽくて、それがちょうど良い距離感なんですね。

さらにアイセンサーの誤動作が本当に少ない! これは…とても練られたチューニングでございます。しかもよ、上質なOVFの如き表示クオリティなんだわ。944万ドットで120fpsだからヌルヌルのキレッキレ。豊田の感動をヨソに、敏腕編集氏は「え、普通じゃね? D5とかと変わらないよ??」っていう天然の絶賛評価。
…つまり ”EVFはここまで来ると、ただの上質なOVFなのだ” という発見がありました。

手にするや、まずEVFの表示レスポンスを確認。この辺が、空シャッターで連写しまくって喜んでいる我々とは違うところかも。