平成の世との別れのとき。
そのさよならの向こう側に、燻るように、しかしギラギラと輝き続ける昭和が、
確かに私たちを照らしているのを感じる。
失われゆく昭和よ、来たるべき次代を照らす文化とならんことを。
音楽、ファッション、映画などのサブカルを中心にヴィンテージまみれの青春を20年以上ひた走る「おじさん女子」2人組L’amritaが、昭和歌謡の世界を、令和を迎えた日本を舞台に繰り広げます。

海が見たいの、と
言った君の
透きとおった
その声のむこうに
無邪気な意地悪と
まっすぐな欲望が
僕を見つめている
熱い光をはなって

これは恋ではないと
言える人がいたなら
君は恋を知っているのかと
僕は心の中で問う