奇才・魚返(おがえり)一真が描く、少女とエロス&パトスの饗宴。渋谷神泉町のリアムギャラリーにて。海外でも高い評価を得ているオガエリズムの最新作を堪能されたい。

『天国への階段』model・ISAKO
娘は絵が上手くいつも物静かだった。階段の踊り場に座らせた。この瞬間から幾つかの出来事に遭遇する。
■CONTAX RTS カールツァイス T* Planar 50mm F1.4 Tri-X
■CONTAX RTS カールツァイス T* Planar 50mm F1.4 Tri-X

街角で出会った、妖精たちの瞬間の輝きを活写する
完璧なエロスというものは存在しない。しかし僕の心を奪う完璧な妖精は確かに街にいる。妖精に出会いたいと思いながら街を歩き始めたのは1992年のことだった。そしてその願いは間もなく叶った。それから34年間歩き続けている。
今回の個展の『妖精の街/Fairy Town』について書く。十年ほど前のことだ。突然フランスの編集者からメールが来た。そこにはKazumaの写真から日本文学などの香りがすると。小説家三島由紀夫や吉村昭の他に黒沢清監督の映画があり最後に漫画家ユズキカズの名前があった。今回はユズキカズの漫画『天幕の街』の影響を積極的に頂いたタイトルとなった。(著者 前書きより)

『油断している女の子』model・オリビア
電車の中で文庫本を開く乙女ほど美しい存在はない。冬の暖かい日差しに包まれた乙女は物語に入り込んで悲しげな眼をする。
■SONY α7 Ⅲ Summicron 35mm F2


『妖精の樹』model・ちいも
妖精に年齢はないと心の中でつぶやく自分がいる。何気なく樹の根本に座る女の子。光る胸が彼女の妖精度を増している。■iPhone


第45回魚返一真個展『妖精の街』
会期10/30〜11/3
時間11:30〜16:00場所
場所:リアムギャラリー
〒150-0045 東京都渋谷区神泉町3-4 ウェルズ渋谷101 TEL 03.3464.5455
