超広角20mmから始まる独自の焦点域
焦点距離は20-40mm。タムロンによれば、風景撮影では画面に余裕を持たせた構図を取りやすく、スナップやポートレートといった日常的な撮影にも対応するという。APS-C機に装着した場合は、35mm判換算で30-60mm相当のズームとして使える。
最短撮影距離は広角端0.17m、望遠端0.29m。最大撮影倍率は広角端1:3.8、望遠端1:5.1。広角端では被写体に寄りながら周囲の空間も写し込む「ワイドマクロ撮影」ができるとしている。
小型・軽量ボディとVXDによるAF
外形寸法は最大径φ74.4mm×長さ88.7mm(レンズ先端からマウント面まで)、質量は380g。レンズ構成は11群12枚で、特殊硝材を用いることにより、小型ボディと高画質を両立したという。
AFの駆動には、リニアモーターフォーカス機構「VXD(Voice-coil eXtreme-torque Drive)」を採用した。静止画・動画を問わず高速・高精度に合焦するとしている。小型・軽量であることから、20mmの画角を生かしたVlogなどの自撮り撮影にも適するという。
操作性とソニー E マウント用との違い
ズームリングの回転角は65°で、少ない操作量でズーミングできる。フィルター径はφ67mmで、タムロンのフルサイズミラーレス用レンズの多くと共通の径にそろえている。「TAMRON Lens Utility」に対応するほか、簡易防滴構造と防汚コートも備える。本製品はニコンとのライセンス契約のもとで開発・製造・販売される。
同じModel A062のソニー E マウント用は、2022年10月27日に発売されている。タムロンの公表値で比べると、ニコン Z マウント用は質量が15g重く(365g→380g)、長さが2.2mm長い(86.5mm→88.7mm)。最大径(φ74.4mm)、レンズ構成(11群12枚)、最短撮影距離(0.17m/0.29m)は同じである。ソニー E マウント用の発売時の希望小売価格は118,800円(税込)。
ニコンZマウントユーザーにとって、魅力的な選択肢となるか。
主な仕様

| 項目 | 20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062) |
|---|---|
| 対応マウント | ニコン Z マウント |
| 焦点距離 | 20-40mm |
| APS-C機装着時の35mm判換算焦点距離 | 30-60mm相当 |
| 開放F値 | F2.8 |
| 最小絞り | F22 |
| 画角(対角) | 94°30′-56°49′(35mmフルサイズ機使用時) |
| レンズ構成 | 11群12枚 |
| 絞り羽根 | 9枚(円形絞り) |
| 最短撮影距離 | 0.17m(WIDE)/0.29m(TELE) |
| 最大撮影倍率 | 1:3.8(WIDE)/1:5.1(TELE) |
| フィルター径 | φ67mm |
| 最大径×長さ | φ74.4×88.7mm |
| 質量 | 380g |
| 標準付属品 | 花型フード、フロントキャップ、リアキャップ |
| 発売日 | 2026年10月22日 |
| 希望小売価格(税込) | 119,900円 |
編集部の一言
4年も経過してからのマウント追加…。もちろん、「待ちに待ったニコンZユーザー」もいらっしゃるでしょう。うん、きっとそう。福音ですね。おほほ。決して「モデル末期のキャッシュバックキャンペーンとおんなじじゃん」なんて思わないんだからー。(マロニエ)


