酒とネコ、ライカとシグマ(ときどきペンタックス)をこよなく愛する写真家、大門美奈氏の写真展が開催されます。長年のテーマとして撮り続けた「新橋花柳界」を、ピエゾグラフィーによるモノクロプリント20点を展示予定。かくいうワタシも新橋には30年間も通勤しております。ええ、もう「せんべろ界」や「立ち呑み界」の栄枯盛衰にはずいぶん寄り添い、そして添い遂げました。でも、残念ながら「花柳界」にはついぞ縁がなかったんですよー。そら、そーだ。んでも、だからこそ、アザーサイドof新橋=「裏新橋」ないしは「表新橋」を検証せねばなりません。ということで、いきなり現場を訪れるツテも根性もないので、まずはこの写真展から始めたいと思います。

以下、公式コメント

新橋芸者という存在を知る人は少ない。新橋芸者とは「新橋」という名こそ冠しているものの、銀座の芸者である。
現在、新橋芸者の数は40人を数えるほど。「芸の新橋」という言葉があるように、新橋の芸者衆の技芸の高さは日本随一だろう。一見お断りの花柳界。我々が普段目にすることのない、その芸を年に一度だけ楽しむことができるのが「東をどり」だ。今年の5 月、東をどりは記念すべき100 回目を迎える。
新橋のお座敷は明治の時代から政治の社交の場としても使用されてきた経緯がある。彼女らがほかの客の話をすることは決してないが、その隙のない身のこなしを見ながら新橋花柳界が背負ってきた責任のようなものを感じることがある。
肩肘張らず、料理と酒、唄と踊りが親密な場で楽しめる、この花柳界にこそ日本の伝統文化の粋があるのではないか。                                大門 美奈

●会期:5月14日(水)~月31日(土)
●場所:KKAG(Kiyoyuki Kuwabara Accounting Gallery)
東京都千代田区東神田1-2-11アガタ竹澤ビル405 桑原清幸会計事務所内
http://kkag.jp/
●時間:15:00 – 21:00 (水・木・金・土のみ開廊・最終日は18時まで)
●協力:東京新橋組合・カロタイプフォトワークス

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