X-S20 vs EOS R50 な、なんと申しましょうか…。

編集部:EOS R50かS20で悩んでいますー、どっちがいいですかぁー?
豊田:断然EOS R50です。
諏訪:R50だね。
編集部:即断ですか? そこは「人による」とか言ってくれないかなぁ。
諏訪:俺から言わせれば、人にもよらないかな(笑)
今浦:基本的にはR50。もうだってレベルが違いすぎるから。
諏訪:フジの色じゃなきゃ嫌! っていう人だけかと。
曽根原:フィルムシミュレーションの問題。唯一そこだけ。
編集部:えー、みなさんそう? 曽根原さんもそうなの?
曽根原:まぁ…そうなっちゃいますね。というか、このクラスをキヤノンと比べちゃあかんような気がする。
今浦:S20が勝っているのは見た目と色と階調ですね。あとはR50の圧勝。
豊田:細かい部分で言えば、EVFのドット数がとかそういうのはあります。覗いたときにS20のほうがシャープに見えたりはするんですけど、本当にそこぐらいで…。
編集部:ライブビューで撮るんだったら同じですよね。
曽根原:あえて言うなら、キヤノンはキットレンズ以外にAPS-C用の持ち味を出したレンズがまだまだ少ない。
豊田:機材をコンパクトにまとめたい、あるいは動画も欲張りたいなど具体的なプランがあるならS20という選択肢は大いにあります。が、一般的にはX-T5やX-H2を選ぶでしょうから。価格からするとS20で得られる満足度は限定的です。ということで、サイズ・バランス・性能に秀でたR50のホワイト一択です。
諏訪:ホワイト限定なんだ(笑)
豊田:白、かわいいじゃないですか。それに、ハンドクリームを必要とするワガママなお年頃になったことを踏まえると、手汗をかく時期などではグリップのシボが白くなりやすやすい。ホワイトなら汚れも目立ちにくいというメリットがあります。その上、AF性能が異常に高い。R50を選ばない合理的な理由などないのですよ。
編集部:恐る恐る聞くけど…被写体認識なんて雲泥の差?
豊田:あははー(笑)。お話にならないです。
今浦:それはもう、火に油を注くようなものです(笑)
豊田:S20も、一応Xシリーズの中ではいい方なんですけどね。
今浦:だってR50って、下手したらH2Sとタメ張れるんですよ。被写体認識に関して言うなら。H2Sが普通に負けるシーンもいっぱいあるから。
曽根原:ここでR50のほうが下とは言い切ることはできませんからね。
豊田:なんでこんなに認識するのっていうぐらい認識するのがR50です。一方で読み出しの速さがあるから、AF精度でなんとか勝っているのがH2Sです。
今浦:やっぱりそうなっちゃうよね。
豊田:別にキヤノンだから色も悪くないですし。あとは…ボディ内手ブレ補正がどうしても欲しいんだったらS20なのかなって思いますけど。
編集部:フィルムシミュレーションが入ってるからフジを選ぶってのは?
曽根原:本当にそこだけかな。
今浦:ママさんとかで運動会とか撮りたいってなったらもう悩む余地はないですよ。子供を撮りますっていったらもうR50。
曽根原:R50なら被写体認識オートでほぼほぼ撮れちゃいますからね。
編集部:高感度の画質もぜんぜんキヤノン?
今浦:おっと。一矢を報いる、とはこのことかと(笑)。高感度画質に関してはフジかな。
曽根原:Rシリーズ全般に高感度画質に関してはちょっと無理している部分はあるので。
今浦:でも何度も言うけど、そもそもこのクラスでそこまで感度は上げませんから。
豊田:明らかにパッと見で差が出てるのは水族館くらいかと。
曽根原:どちらもスマホに比べればぜんぜん良いですよね。
編集部:ということで、水族館でクラゲを撮るならS20。
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