実はもっと褒めていた90㎜F2 R LM WR!

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編集部:単焦点90㎜でそんなに盛り上がるのかなぁ?
今浦:いやいや、名玉ですって!
曽根原:最近はマクロを名乗らなくても、寄れるレンズが多いですよね。90mmF2もけっこう寄れるんですよね。
今浦:F2だから、ボケを使ったマクロっぽい表現も簡単に作れちゃうんです。
曽根原:今浦くんの大好きなレンズ。
今浦:はい(笑)
豊田:いつか欲しい1本です。
山田:えー? まだ持ってないの? それはダメだろう(笑)
豊田:自分の使い方だと出番が少ないんですよ。
山田:どう使うかは別にして、これは味わってほしいです。ここまでボケがきれいで、きれいというか素直を通り越した、素直よりもっと先のボケです!
編集部:何言ってるのか、よく分かりません(笑)。でも、そんなに良いの?
曽根原:フジって、レンズによってその辺が極端ですよね。解像重視かボケ重視かバランスか…。
今浦:それら要素をハイレベルでまとめ上げた奇跡の一本が90㎜F2なんです。
豊田:初めは換算135mmということもあって、あまり気乗りはしなかったのですが…あれ? なんでこんなに良いの、って二度見するようなレンズです。
曽根原:フジのレンズにしては高級感もあっていいよね。
山田:何撮ってもきれいに見えるんだよ。
今浦:ちょっとチートレンズです。
豊田:肉眼よりきれいに写りますから。
編集部:やっぱり特殊な場だなー(笑)
曽根原:でも14万円か…。よほど135mmの画角が好きじゃないとなかなか手が出ないかもね。
山田:撮る、というよりレンズを味わうっていう方だな。だからたまに使うと心が洗われるんです。言い過ぎ?
豊田:お気持ち、分かります。
今浦:90mmは付けるのが怖いぐらいなんですよ。不用意にボディに装着しちゃうと、こればっかりで撮ってる。
編集部:35mmF1.4と双璧をなす魔性のレンズ(笑)
山田:ということでで、35㎜F1.4と90㎜F2、あと60mmマクロはぜひ使って欲しい。個人的に60mmマクロは35mmF1.4と並ぶような名レンズだと思ってるんで。あとは90mmF2ね。この3本はフジのユーザーはなんとしても使って欲しい。
今浦:同感です。間違いない。
編集部:勝手にまとめないでください。
今浦:実は同じシーンで56mmWRのF1.2の開放と90mmF2の開放を撮り比べたんです。すると、ほとんど同じ、というか56mmF1.2の画をきれいにトリミングしたのが90㎜、みたいな画が出てきたんです。
曽根原:じゃあ56㎜も、画質についてはかなり期待できるということですね。
今浦:逆にいうと、56mmっていうのは周辺がどうしてもラグビーボケとか出てきて丸じゃないボケなんだけど、90mmはそれの真ん中だけ使ったような画になっているから、全部が丸ボケになってるんですよ。やっぱり90mmってバケモノすぎるなっていう(笑)
豊田:僕は新しい56㎜F1.2(14万5200円)と古いF1.2の普通のやつ、そしてシグマの56mmF1.4(4万9500円)の3本をテストして、最終的にシグマを買いました。
山田:シグマが出来過ぎなんだよ。
豊田:あれはいいですよね。4万ちょいで買えるので。
曽根原:なにー!
今浦:半額以下だもんね。
豊田:AFも新型と遜色なければ、旧型よりは全然良かったので。
今浦:旧型はAFもマニュアルフォーカスもすべてにおいて●●なんですよ。
編集部:不適切発言。
豊田:ピッチが粗いんですよね。
曽根原:マジか。
豊田:この新しい56㎜F1.2は、たしかにめちゃめちゃいいんですけど…。僕の中ではその価格差を正当化できなかったんです。
今浦:僕はAPDという、それだけで買い替えしないって、自分に言い訳できるんですよ。
山田:ぜひシグマのやつを一度お使いください。
今浦:あー、やめてー。知ってるんだよ。いいのは(笑)
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