EOS R6 MarkⅡ

編集部:EOS R6 MarkⅡをもう少し。あんまり動画、動画ってアピールしていないところが、なーんか好感度アップみたいな。
諏訪:でも動画もきっといいはずです。画素数を抑えてるから、ガチの仕事では完全とは言えないけど、バランスはいいと思います。
工藤:時間の制限もなくなったしね。
池田:EOS R3からなくなりました。
編集部:センサーは新規なんですよね。
諏訪:素の(EOS)R6は2000万画素でそんなにいいローパスフィルターでもなかったから、俺は勧められなかった。だけどMarkⅡは2400万画素に上がってローパスも良くなっているようだから、ちょっと興味があります。
桃井:たしかR6はEOS-1DX(MarkⅢ)のセンサーだったよね。
豊田:はい。
桃井:やっぱり基本は、新しい方の勝ちですよ。
豊田:丸っきりのNewなんですか?
池田:はい、新開発になります。
諏訪:でも2400万画素って他にあったっけ?
豊田:それこそEOS R3ですよ。
諏訪:まあ、画素数が一緒なだけで積層型でも裏面でもないから、EOS R3とは別物だよね。
豊田:これは素朴な質問なんですけど。R6 MarkⅡとR3とどっちが解像性能が上みたいなのはあるんですか?
池田:そもそもセンサーが別物なので単純比較はできません…が、おそらくR3の方がより精細ではあると思います。
豊田:と言いつつも見分けはつかない?
池田:一般的な撮影では、おそらく分からないかと…。
豊田:ローパスはR3と違う?
池田:ローパスまではちょっと…ごめんなさい。聞いてないです。
編集部:刑事ドラマみたい。
諏訪:でもこの(R6 MarkⅡの)値段でR3のローパスは入れられないでしょう。
豊田:まあ入らないと思いますけどね。

PowerShot G7 MarkⅢとか

編集部:コンデジも残っています。パワーショット系。誰が買うの?
豊田:バイクのツーリングとかで重宝されているみたいですよ。
桃井:特別カメラに興味のなさそうなおじさんとかも持ってるよね。形が安心するのかな?
諏訪:意外と動画もいけます。
池田:携帯性の良さと、スマホじゃなくてカメラで撮りたいっていう方に選ばれているのだと思います。レンズ交換式だと重いけど、しっかりカメラで撮りたい女性が旅行時にカメラレンタルして使用する例もあると聞きました。
桃井:年配層に強い感じはありますね。観光地とかで見かけますから。
池田:アウトドア雑誌で、山歩き用高級コンデジの比較記事でも採り上げていただきましたので。
工藤:山はねー。重い機材を持っていきたくないからね。
池田:そうですね。かといってスマホだと落としたりする危険がありますから。
桃井:スマホは電池切れの恐れも心配ですから。
編集部:このテって、基本、国外で売れてるんですよね。CMJ的にはどうでもいいかもしれませんが。
池田:いや、どうでもいいわけじゃないですけど…。
諏訪:国外はあくまで別管轄だから。
池田:う~ん。でも海外での売れ行きは、今後の国内のラインナップにも関わってきますから。注視しておく必要はあるかと…。
編集部:でも、ボーナスには関係ないですよね!
池田:まあ…そうですね(苦笑)
桃井:もう、やめましょうよ(笑)

EOS学園のアナザーサイド

編集部:工藤さんは、EOS学園の生徒さんから、3とか5とか6とか6の2とか7とか10とかRとかどれにしたらいいんですか、って言われませんか?
工藤:これはねえ。非常に勧めにくいんですよ、最近。なんでかっていうと全体が高いじゃないですか。だからまあ新しい方を買っておけば間違いないよっていう風には言いますけれども。でもねー、40万、50万のカメラを簡単に買えるわけでもないので。難しいなー。
桃井:でも、お金を払ってまで写真を習いにくる人は、俺たちよりもお金持ちですよ。
工藤:それはあるんだけど…ちょっと心苦しい。なんか昔のKissデジとかはどんどん勧められたけど…。フルサイズでもっと安いカメラが1台あってもいいかなあと思うんだけど。
諏訪:となると結局、今では破格のRとRPにいくんだよね。
工藤:そう。RPとかRもそろそろリニューアルして、低価格のモデルとして出てきてもいいのかなあと。
諏訪:でもリニューアルしたら30万円超えるんじゃない?
桃井:APS-CのR7が20万円くらいだから、そうなるかも。
諏訪:ちなみにね。俺が教えているの学生もキヤノンを買いたがってるんだけど、予算を聞くと10万円ちょっとって言うの。それレンズも込みでね。それでもまだうちの学生たちはお金持ってるほうだから。となると今、(EOS)RPぐらいしかないんだよね。
工藤:そうですね。
諏訪:しかも破格になったRP。まあ日本人がみんな貧乏になってるのかもしれないけど。カメラが高いのか俺らが貧乏なのかわからないけどね(笑)
桃井:後者じゃないか。
工藤:両方じゃないですか。EOS学園のギャラもずっと上がらないから…。
桃井:そこ、太字でいいでしょう! 太字で!
諏訪:本当? 俺は上がったって聞いたんけど…。
工藤:いいえ(キッパリ)。10何年も上がってないですよー。
編集部:生徒に買わせてキックバックとかないんですか?
工藤:ないですよ!(笑)。正直ないです。
編集部:でもネイチャー系の先生なんだから、動きものとかガシャガシャ撮らないわけでしょ?
工藤:そうですね。だから今回のR6 MarkⅡのAFの進化も、僕個人にとってはそれほど響く部分ではないです。
編集部:正直な先生だ(笑)。でも、鳥の撮影とかで被写体認識は使わないの?
工藤:たまに撮影しますけど。でもそれがメインじゃないんで。どっちかっていうと動かないものを撮ってることが多いから(笑)
諏訪:風景だとほぼ要らないからね。とりあえずシングルでピッとそこだけ合えばいい。
工藤:たしかにおサルさんにも、飛んでるトンボにもピントが来るんです。それはそれですごいことではあるんですけど…そればかり撮ってはいないので。
諏訪:でもね。何撮るにも楽なのよ。やっぱり。
工藤:確かに。人物撮影でのピントでの失敗がゼロに近い、ってのはすごいとは思います。

This article is a sponsored article by
''.