鬼界順さんの写真展「舞妓日記 秀千代」が富士フイルムイメージングプラザ大阪で2022年1月5日(水)~1月17日(月)開催されます。※会期が延長になりました。

鬼界順さんはWebカメラマンで共催の「舞妓撮影会」の撮影指導、コーディネーターとしてお世話になっている生粋の京のお方。

今回の写真展は京都で生まれ育ち、舞妓・秀千代さんをずっと見つめて撮影してきた鬼界さんならではの作品で構成されています。京都市芸術文化協会が後援です。

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鬼界順さんからのメッセージ

「舞妓日記」秀千代

千年の都、京都。その五花街の一つである先斗町の舞妓秀千代さんをモデルに、芸事の鍛錬から生まれる たおやかな姿や所作を写真日記として綴りました。「舞妓日記」は2020年6月からの18ヵ月間にわたる撮り下ろしから35点セレクトし、まとめています。

作品では、お茶屋さん、お料理屋さん、屋方、ホテルの庭園やお寺、京町家の茶室などの場面をとらえています。 長引くコロナ禍の中、外出の叶わない日もありました。そんな日には、室内を中心に、一対一での作品づくりに努めてまいりました。

撮影に快くご協力いただいた施設の関係者の皆様には、とても感謝しています。舞妓さんはまさに、京都が誇る「歩く芸術」です。華やかな京友禅の裾引きの着物や、豪華な西陣織のだらりの帯、化粧、髪型にいたるまで、京文化の卓抜したセンス、技術力が表現されています。そしてその立居振る舞い、品のある所作からは、花街が積み重ねてきた歴史を感じさせます。

この優れた芸術文化が、どうかこれからも千年、二千年と続きますように…と、1カット、1カット、祈りをこめつつ、シャッターを切らせていただきました。

撮影スタイルは、舞妓さんと二人で向きあい、ほとんどの作品に富士フイルムX-T3とXF35㎜F1.4のレンズ(35判換算:53mm相当)を使用。人の眼に近い画角を持つといわれる標準レンズ1本で、被写体との程よい距離感を大切にしています。ご覧いただけましたら幸いです。

鬼界 順

写真展概要

写真展:「舞妓日記 秀千代」
後援:京都市芸術文化協会
会期:2022年1月5日(水)~1月17日(月)
会場:FUJIFILM Imaging Plaza 大阪
会場住所:〒542-0076 大阪市中央区難波2-2-3御堂筋グランドビル2階
TEL 050-3385-4500

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鬼界順さんのプロフィール

京都府生まれ。1994年より京都の舞妓さんを撮影。2016~2019年、撮影会講師・ナビゲーター活動等多数。(京都府写真材料所組合主催「京都舞妓大撮影会」講師、雑誌『月刊カメラマン』主催「舞妓を撮る!」(春と秋)撮影会講師、京都フラワーツーリズム主催、舞妓さんの成長を応援する「ふく乃会」ナビゲーター及び新人舞妓のインタビューも行う企画撮影会講師他。)

2016年には日本とイタリアの交流展覧会『Donne』(ヴェネツィア市)に招待され舞妓作品を15点出品。翌年日本での巡回展を成功させる。

2019年にはイタリアソレント市にて招待作家とし個展を開催、高評価を得る。現地のテレビ、雑誌に紹介され、南イタリアの観光雑誌「Surrentum Magazine」の表紙を飾る。2020年、大作「舞」(728×1030mm)を京都府庁に寄贈。

1997年以降、京都他日本全国を扱う旅行ガイドブックの執筆・撮影を担当。京都の旅に関連した広告・商品カタログ制作。

イタリア撮影の活動も長く、個展・出版物多数。著書に『Sicilia』、『mistero』、『舞妓と町家』、『舞妓日和』などがある。日本写真協会会員、京都市芸術文化協会会員。

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