このご時世ということで、新製品の発表や内覧など、オンラインがデフォルトになりつつあります…。

Round 1 昼休み (day1)

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編集部:オンラインの内覧会とか発表会とかって、皆さんは見てるんですか?
赤城:見てますよー。
編集部:みんな?
阿部:オンラインで打ち合わせもあるし、内覧会もあるし。でもさ、面白くはないよね。お付き合い的にわかりましたって登録することもあるけどね。
赤城:微妙に時間がかぶったりすることもあるからね。なんだよーとか思って(笑)
編集部:河田さんはしっかりチェックしているほうですか?
河田:そうですね。来たやつは一応、参加します。でも、(会場に)行かなくていいってのは、楽は楽だよね。発表会や内覧会でも、事前に分かっていても、付き合いとして行くこともあったから。だから(現状は)効率的ではあるかな。
赤城:(オンラインだと)質疑応答とかは少ないよね。やっぱり。「山田久美夫と申しますー」(※)みたいな。あの感じがないと寂しい(笑)
坂本:いや。それこの間、富士フイルムの(オンライン)発表会であった!「山田久美夫と申しますー」って声だけ聞こえてくるわけですよ。なんか懐かしかった(笑)
赤城:楽しいですよね。お約束というのは(笑)
阿部:質疑応答って、会場にいると独特の楽しさがある。でもオンラインだと、なんかふーんって感じになっちゃう。クスクスとか伝わってくる笑い声が聞こえないから(笑)
落合:僕は逆に、内覧とか発表がオンラインになってからサボることが増えちゃいました。実際に足を運ぶためなら少々ムリをしてでも予定を空けていたのに、オンラインで何時から何時までって区切られることには、何故かどうしても馴染めないんです。逆の感覚がある。
編集部:いっそ、傍受すると考えればいいんじゃないですか?
落合:あー、傍受とかハッキングというカタチでなら進んで参加できそう(笑)。いや、顔合わせなきゃ絶対にダメみたいな古い感覚もないハズなんだけど…。質疑応答は、僕はまさに笑いを取りつつ相手のナマの反応を見ながらやりたいクチ。終わった後に個別に声をかけて雑談っぽく質問もしたい。となると、やっぱガチリアルじゃないと。
阿部:そうそう。そういう楽しさはないよね。
落合:あと、パソコンに向かっているときって基本、自分勝手に好き放題やれるものじゃないですか。少なくとも今まではそうしてきていた。だから、相手都合の日時指定に馴染めないのかも。それと、案内を断りやすいっていうのもあるかな。参加したいんだったら連絡ください、みたいな形だと、メール見逃していることがあったりしてそのままなんてことも。
河田:催促されないからね。来るのか来ないのか返事してよ、みたいのがない(笑)
落合:そうそう。けっこうそこが良し悪しみたいな。たしかに効率的なのは間違いないと思いますけれど、これをきっかけに自分はどんどん離れていっちゃうのかなみたいな感じもありますね…。
編集部:メーカーによってダラダラやるところとか締まってるところとかあるの?
河田:これまでのリアルな発表会とかだと、ものすごくビジネスライクなメーカーもあったじゃないですか。どことは言わないけど(笑)。ほとんどみんな知ってるようなことを、けっこうな時間をかけてパワポでおさらいして…。それ、わざわざここでやる意味あるのかなって(笑)。ああ、もう(このメーカーは)行かなくてもいいや、とか。逆に某シグマみたいに、すっごく面白いことをやってくれるメーカーもあるわけ。そこはケースバイケースですね。超ビジネスライクなものだったら、僕はもうオンラインでもいいかなって思ってます。でも、落合さんが言ったように、行かなきゃ分からない部分もたしかにある。ただまあ、この先はオンラインが多くなるのは間違いないでしょうけど。
落合:ナマでも某社のドレスコードありの発表会は腰が引けましたよ。海外ではフツーのことなのかも知れないけれど、ココはニッポン、あたしゃ萎えましたがな(笑)
編集部:僕もそうでした。フジキナのおかげで江戸川を超えられませんでした(笑)

※「山田久美夫と申しますー」:新製品発表会場での、質疑応答時間におけるお約束。冒頭のこの一声を聞く限りでは温厚かつ気弱、HPほぼスライム並にしか感じられないのだが、その質問内容はかなりシビアでエゲツないこと多し。

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