キヤノンが「イメージゲイトウェイ」内で展開している「オンラインフォトアルバム」が、後継の新サービス「image.canon」にリニューアルされる。現行サービスは3月中旬に終了し、4月上旬にスタートする新サービスに移行する。現行の「オンラインフォトアルバム」とは別のIDを持つシステムとなる予定。

「image.canon」について

キャッチフレーズは「カメラとつながるクラウドプラットフォーム」。新サービスは、カメラがクラウドサービスにいつも「つながっている」という「コネクテッド・カメラ」を想定した、5G(第5世代移動通信システム)時代のサービスを志向している。これまではPCやスマートフォンを介して「オンラインフォトアルバム」に都度接続していたが、新サービスはクラウド上の「image.canon」にカメラが直接接続しているイメージだ。また画像への自動タグ付け機能(予定)など、AIによって実現されると思われる機能も今後取り入れられる。

カメラで撮影する画像を、常につながっている状態のクラウドサービスに自動送信する「カメラ連携」の機能は、カメラ側での独立した移動通信機能(4G、5Gなど)の対応が必要と想定されるが、こちらについての詳細はまだ明らかにされていない。クラウドへの自動送信の対応機種(カメラ)は「本日以降の『開発発表』の製品から」とされており、すでに発売が決まっている「EOS-1D X Mark III」や「EOS Kiss X10i」は対象となっていないとのことだ。このことからキヤノンが考えている新しいカメラの仕様が少しだけ垣間見えてくる。

特徴

「Ver1.0」については、以下のような特徴がアナウンスされている。

◎Wi-Fi自動アップロードは容量無制限(30日間保管)
・全画像をオリジナルサイズでカメラから自動転送
・RAW画像/4K動画リサイズなし
・30日後も縮小化(長辺2048pix)された画像は無期限に残る

◎無期限保存は10GBまで可能
・10GBを超えると保存ができなくなるが、容量オーバーで自動的に削除されることはない

◎外部サービスへ自動転送
・Flickr、GoogleDrive、Youtubeへ自動転送が可能
・2020年6月からAdobe、GooglePhotosと連携

◎PCへ自動ダウンロード
・専用アプリを使用してPCへのバックアップも可能

◎SNSへの投稿も可能
・専用アプリを通じて「image.canon」から簡単にSNSへ投稿が可能

キヤノンが本サービスで想定するユーザー像と、本サービスにマッチする機能は以下のようなもの。

◎作品づくりを極めたいハイアマチュア&プロ
・オリジナルサイズの全画像を自動転送
・DPP、DPP Exと連携しクラウド現像を実現(予定)
・Adobe連携(予定)

◎シャッター回数の多いライトアマチュア
・オリジナルサイズの全画像を自動転送
・自動タグ付け(予定)

◎撮影後はスマートフォンで画像を日常使いする「ノンPC」ユーザー
・スマートフォンへの転送容量を気にせず、カメラで撮影した画像をSNS投稿
・プリントに充分な縮小画像を無期限保管

新サービスのスクリーンショット

画像: スマートフォンアプリ メインメニュー

スマートフォンアプリ メインメニュー

画像: スマートフォンアプリ 画像リスト画面

スマートフォンアプリ 画像リスト画面

画像: スマートフォンアプリ アクションメニュー

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画像: Webサービス 画面リスト(PC画面)

Webサービス 画面リスト(PC画面)

画像: Webサービス メインメニュー(PC画面)

Webサービス メインメニュー(PC画面)

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