白飛びは狙って飛ばすなら素敵な表現だ
カメラメーカーに関連する作例やカメラ雑誌でのレビュー用ではほとんど使用されないのは
「白飛び」シチュエーションですが、今回は敢えて背景が飛びやすい場所を選んで撮影しています。もちろん情報も何もない白ですが、ポートレートにおける表現では透明感や淡い感情表現など単にその場の状況や情報を伝えるだけでなく、肌をより美しく見せる美肌効果や内面にある心理的なものを視覚的に表現しやすいなど様々なメリットがあると思います。
ただ露出オーバーにしか見えない芯のない写真は失敗の域に入ると思いますが、背景は明るく飛んでいるけど、メインとなるモデルはしっかりディテールを残し色も出ているといった「計算された白飛ばし」は効果的だと思います。失敗もやや多くなると思いますが是非チャレンジしてほしい表現方法です。