小川さんの撮影状況の動画はこちら
α7R Ⅳの高精細な描写力、動物瞳AF、AF速度&精度に驚きました!
今回動きの速いワンコの撮影をして、まず感じたのは前機種のα7R Ⅲに比べてAF精度が格段に上がったという点です。私の感覚では2倍くらいピント合わせが良くなったように感じます。
まず挑戦したのがピント合わせの難易度が高いスラローム。これは沢山並んだバーの間をワンコがジグザグに進んでいく競技なのですが、ワンコの前に立っている何本ものバーがピント合わせを邪魔してきます。
さらに今回のモデルのボーターコリーは動きがとてつもなく速く、顔まわりが黒いので、そもそもピント合わせが難しい被写体です。置きピンで撮った方がいいかなと思うような条件ですが、新たに搭載されたリアルタイムトラッキングで撮影。するとびっくりするほど簡単に躍動感のある一枚が撮れました。
また、フリスビーキャッチや、ワンコ2匹が絡んでの撮影では、ワンコは決められた動きではなく不規則に走ったり急なターンをすることが多いので、少し広めにフレーミングをして撮ります。このような写真はあとからトリミングをして使うのですが、高解像なのでトリミングをしても画質がキレイなのも助かっています。
ペット撮影はとっさの撮影がつきもの。瞬時にピントが合ってその一瞬を切り撮れないカメラでは使い物になりません。その点α7R ⅣのAFはとても頼り強く、特に動物瞳AFのおかげで突然訪れるシャッターチャンスもピント合わせを気にせず、フレーミングに集中できるので、今まで以上に作品撮りがとても楽になりました。
今回の撮影機材はソニーα7R Ⅳ+FE 70-200mm F2.8 GM OSS
ソニーα7R Ⅳ
●有効約6100万画素 35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー
●高精細な描写力と優れた色再現性を実現。
●567点(像面位相差AF)/425点(コントラストAF)
●AF/AE追随 最高約10コマ/秒高速連写
●最高5.5段 光学式5軸ボディ内手ブレ補正
●約576万ドットの高解像電子ビューファインダー
●常用ISO100-32000、拡張ISO50-102400
FE 70-200mm F2.8 GM OSS
●G Masterの中望遠レンズ
●ダイレクトドライブSSMとダブルリニア・モーターで撮影者の意図に即応する高速・高精度AFを実現