2018年に出版された本展と同名の写真集から再構成したゼラチンシルバープリントを20数点を展示。12月18日(水)には、タカザワケンジさん(写真評論家)とのギャラリートークも予定されています。
「白い花 - Desire is cause of all things - 」を見て想うこと
東京・馬喰町のアートギャラリーKKAGは、白い壁に囲まれ、中央には白いテーブルと白い丸椅子が置かれた約11坪のとてもシンプルな空間です。
そして現在、KKAGの白い壁には写真家、平林達也さんによる
「白い花 - Desire is cause of all things - 」と題されたモノクロ作品が展示されています。
平林さんが撮影された白い花や、光に照らされ揺らめく水面、蜘蛛の巣や女性などを被写体とした作品は、とても繊細で美しく、幻想的で、じっと見つめていると、すーっと作品の奥に広がる世界に吸い込まれるかのようです。そして、気づくと自分の内面世界が静寂と安らぎに包まれているのです。
と同時に、作品を通して、その世界が単なる空想ではなく、「今」という現実を生きる私たちへ大切な何かを問いかけてくれているかのようにも感じます。寄り添ってくれているかのように、ただそっと「自分だったら何を選択したいか」と。
展覧会情報
平林達也写真展「白い花 - Desire is cause of all things -」
会場:KKAG (Kiyoyuki Kuwabara Accounting Gallery)
住所:東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル405
TEL:03-3862-1780
会期:2019年12月4日(水) ~ 12月21日(土)
開館時間:15:00〜21:00 (水、木、金、土)
休廊日:日、月、火 *12月6日(金)は18時閉廊
アクセス:都営新宿線「馬喰横山」駅A1出口より徒歩2分
JR横須賀線・総武快速線「馬喰町」駅西口2番出口より徒歩2分
日比谷線「小伝馬町」駅2・4番出口より徒歩6分
都営浅草線「東日本橋」駅より徒歩6分
ギャラリートーク
2019年12月18日(水) 参加費無料・予約不要
ゲストにタカザワケンジさん(写真評論家)をお迎えして、平林達也さん(写真家)とのギャラリートークが開催されます。
平林達也(ヒラバヤシ タツヤ)さんプロフィール
1961年 東京生まれ
1978年 写真評論家福島辰夫氏に私淑
1984年 東海大学教養学部卒業
1984年 株式会社 ドイ入社
1992年 ヒューストンフォトフェスト視察
2003年 (有)フォトグラファーズ・ラボラトリー設立
【主な個展】
1989年 「下北半島」 新宿ニコンサービスセンター
1998年 「成長の代価~東京ジプシーの郷愁~」 ドイフォトプラザ渋谷
2001年 「東京メモリー」 ドイフォトプラザ渋谷
2003年~2015年 新宿ゴールデン街こどじ にて毎年展示
2003年 「TOKYO NIGHT LIGHT」 BAR カオス~六本木~
2007年 「TOKYO NIGHT LIGHT」 アートスペースモーター
2007年 「焼津」 百音~高円寺~
2013年 「霊気満山~高尾山~」 新宿ニコンサロン
2013年 「霊気満山~高尾山~」 in)(between gallery Paris
2014年 「霊気満山~高尾山~」 大阪ニコンサロン
2018年 「白い花 (Desire is cause of all thing) 」 銀座ニコンサロン、大阪ニコンサロン
【主なグループ展】
2005年 「猫展・4人それぞれのにゃんこたち」 猫組、アイデムフォトギャラリーシリウス
2014年 「The View of threepoint’s」 トリプレットの会 ポートレートギャラリー
2015年 「東海大学写真部OB展」 アイデムフォトギャラリーシリウス
2018年 第3回業界写真クラブ写真展 「あいうえお東京PartⅢ」 JCIIクラブ25
【写真集】
2009年 「成長の代価」 (写真工業出版社)
2013年 「高尾山 霊気満山」 (窓社)
2018年 「白い花 White Flowers」 (UI出版)