東京・新宿のオリンパスギャラリーで、斎藤巧一郎さんの写真展「食の絶景」が開催されている。斎藤さんが出会った日本各地の“うまいもの”を、人と風景を交えて撮った作品、約40点が展示されている。東京会場は10月30日(水)まで。大阪会場は、11月22日(金)から12月5日(水)まで。

この写真展について

広告写真をメインのフィールドにしてきた斎藤さんだが、雑誌やカメラメーカーの写真教室の講師など、様々なフィールドで活躍しており、被写体も多岐にわたる。そんな中から、今回の写真展は、「食」の風景がテーマになっている。

展示されている料理、食材の写真からは「美味しそう」なオーラが漂ってくる。醤油工場の風景からは香りが漂ってくるようだ。そして写真展の会場にいると、お腹がすいてくる。そんな写真展だ。おそらく、斎藤さんの広告写真家としての実力が作品からにじみ出てくるのだ。

そのような「食」を採り、育て、作る人々とその「場」を、斎藤さんは実に丁寧に捉えている。斎藤さんは、それらの取材に何度も通っているそうだ。この夏の豪雨で漁ができないとか様々な撮影地の話を、斎藤さんは来場者に語ってくれる。

「食」の現場にいる人々とコミュニケーションを続けることが、斎藤さんのライフワークなのだ。

画像1: この写真展について
画像2: この写真展について
画像3: この写真展について

写真展案内より

『旅先で出会う光景に心動かされ絶景だ!とカメラを向けてきましたが、旅先で出会う料理や食材にも同じように心動かされ写真を撮り、いつのまにか食をメインテーマにした撮影の旅に出るようになりました。各地で頂く素敵な料理も眼前に広がる絶景に違いないと考えています。
 そして素敵な料理を作るのは素敵な人で、絵になる食材を作る人、漁をする人は、とても絵になる事に気づき始めました。それなら料理をつくる基になる、その食材の作り手、その食材を育む土地を撮ろうと、いくつかの食についての取材を始めました。
 まだ食の理解には程遠いものの、美しい食の光景には出会えました。途中経過をお見せするところですが、この写真展を弾みにして、さらに私の食に向ける 写欲と深い理解を求め「食の絶景」を撮っていきたいと企てるものです。』

開催場所と日時(入場無料)

◎オリンパスギャラリー東京
 場所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目24番地1号 エステック情報ビルB1F
 期間:2019年10月25日(金)~ 10月30日(水)※木曜休館
 時間:午前11:00 ~午後7:00

◎オリンパスギャラリー大阪
 場所:〒550-0011 大阪市西区阿波座1丁目6番地1号 MID西本町ビル
 期間:2019年11月22日(金)~ 12月5日(木)※日曜・祝日休館
 時間:午前10:00 ~午後6:00 最終日 午後3:00

ギャラリートーク(参加費無料)

◎オリンパスギャラリー東京
 日時:10月26日(土)14:00 から
    10月27日(日)14:00 から

◎オリンパスギャラリー大阪
 日時:11月30日(土)13:00 から

お問い合わせは、オリンパスギャラリー事務局まで。
 電話:03-5909-0191

斎藤巧一郎 プロフィール

広告写真撮影を中心に、雑誌記事の執筆やカメラメーカーの撮影教室講師などを務め、写真文化を広げようと努力している。最近では撮影と食の知識を得ようと多くの地域を巡っている。1968年 鹿児島県出身

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