今回発表された3本は20mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F050)、24mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F051)、35mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F053)。
共通する特長としては最短撮影距離が短く、20mmが11cm、24mmが12cm、35mmが15cmと近接撮影能力に優れている。最大撮影倍率はいずれも1:2。またフィルター径も67mmで、最大径73mm、全長も64mmと外観は同じとなっている。重量は20mmが220g、24mmが215g、35mmが210gと軽量に仕上がっている。レンズにはLDレンズやガラスモールド非球面レンズを配置し画面中央から周辺部まで高い描写性能をもつ。またBBARコーティングの採用により、ゴースト・フレアーを抑えている。レンズ前面には簡易防汚コートも施されている。さらに瞳AFやファストハイブリッドAF、カメラ内レンズ補正などにも対応している。
タムロン20mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F050)
●焦点距離:20mm
●レンズ構成:9群10枚(LDレンズ3枚、ガラスモールド非球面レンズ1枚)
●マウント:ソニーEマウント
●最小絞り:F22
●絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
●最短撮影距離:11cm
●最大撮影倍率:0.5倍
●画角:94° 30′
●フィルター径:φ67mm
●大きさ:φ73×64mm
●重さ:約220g
タムロン24mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F051)
●焦点距離:24mm
●レンズ構成:9群10枚(LDレンズ3枚、ガラスモールド非球面レンズ1枚)
●マウント:ソニーEマウント
●最小絞り:F22
●絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
●最短撮影距離:12cm
●最大撮影倍率:0.5倍
●画角:84° 04′
●フィルター径:φ67mm
●大きさ:φ73×64mm
●重さ:約215g
タムロン35mm F/2.8 Di III OSD M1:2(Model F053)
●焦点距離:35mm
●レンズ構成:8群9枚(LDレンズ1枚、ガラスモールド非球面レンズ1枚)
●マウント:ソニーEマウント
●最小絞り:F22
●絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
●最短撮影距離:15cm
●最大撮影倍率:0.5倍
●画角:63° 26′
●フィルター径:φ67mm
●大きさ:φ73×64mm
●重さ:約210g
さらに小型軽量な大口径ズームを開発発表
70-180mm F/2.8 Di III V XD (Model A056)
3本の単焦点レンズの発表とともに70-180mm F/2.8の大口径ズームが開発発表された。マウントはソニーEマウントで、フルサイズ対応。この70-180mm F/2.8はフルサイズミラーレス用レンズシリーズ共通のフィルターサイズ67mmを採用。最短撮影距離は85cmと短く、新たに開発されたリニアモーターフォーカス機構(VXD)を搭載し、静かで速いAFを実現する。全長は149mm、重さは815g。簡易防滴構造を採用するという。価格は未定で、2020年春発売予定。