福島に移住し、居住者としての視点から福島を撮影し続ける
2011年に起きた福島第一原発の水素爆発によって、福島の大地に放射性物質が飛散。事故直後から撮影を続けた岩波さんは、3年後に福島県に在住し、目に見えることもなく、触れることもできない放射能の被害を感じ取っていきます。そして東日本大震災と福島第一原発事故のその後を中心に撮影を続けます。
美しい
美しい
この福島の大地に放射性物質が飛散した
見えない放射能と、福島の人の心に刻まれた見えない被害。
もう修復することはできない土地との関係、断たれた人と人との繋がり、日常生活を送りながらも消え去ることのない心の中にある不安。
福島に移住し、居住者としての視点から福島を撮影し続ける岩波さん。
福島では何が正しいかは、これまでも今後もわからないと感じながらも、それでも、だからこそ
福島の地で人々が生き続けていることを、岩波さんは視覚的に表現します。
岩波友紀写真展「Blue Persimmons」展覧会情報
【東京】
会場:銀座ニコンサロン
住所:東京都中央区銀座7-10-1 STRATA GINZA 1階
電話: 03-5537-1469
最寄り駅:地下鉄銀座線·日比谷線「銀座駅」A3出口より徒歩3分、都営浅草線「東銀座駅」A1出口より徒歩5分、JR新橋駅より徒歩7分
会期:2019年8月21日(水)~2019年9月3日(火)まで
開館時間:10:30~18:00(最終日15:00まで)
休館日:日曜日
【大阪】
会場:大阪ニコンサロン
住所:大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエスト·オフィスタワー13階
電話:06-6348-9698
最寄り駅:地下鉄四つ橋線「西梅田駅」4-A、4-B出口すぐ
会期:2019年9月12日(木)~2019年9月25日(水)まで
開館時間:10:30~18:00(最終日15:00まで)
休館日:日曜日
岩波友紀(イワナミ ユキ)さんプロフィール
1977年 長野県生まれ。フォトジャーナリスト。
2001年から活動をはじめ、アジア、中東、バルカン半島などの写真を撮る。
全国紙のスタッフフォトグラファーを経て、フリーランスの写真家となる。
現在は、福島県に在住。東日本大震災と福島第一原発事故のその後を中心に撮影を続ける。
福島の作品はアメリカを中心に海外で複数回展示され、相馬野馬追の作品はニューヨークのICP(国際写真センター)に収蔵されている。オンライン新聞「The PHOTO JOURNAL」主宰。
受賞歴
2002年 コニカフォトプレミオ「アフガンティーの香り」
2013年 Critical Mass Top 50 「Blue Perisimmons」シリーズより
2017年 Tokyo International Photography Competition 「Blue Perisimmons」シリーズより
2018年 DAYS国際フォトジャーナリズム大賞審査員特別賞「One last hug」シリーズより
2018年 NPPAベストオブフォトジャーナリズム3位受賞 「One last hug」シリーズより
写真展
2002年 コニカミノルタプラザ(東京)「アフガンティーの香り」
2016年 ニコンサロン(銀座、大阪)「One last hug」
2017年 Focus Photo Festival(ムンバイ)「One last hug」出版
2015年「1500日 震災からの日々」(新日本出版社)
2018年「Night Forest」(私家版)
2019年「One last hug」(青幻舎)9月発売予定