第28回林忠彦賞の受賞を記念した野村恵子さんの受賞作品展が六本木のフジフイルム スクエアで展示されている。の受賞作品「Otari-Pristine Peaks 山霊の庭」は、北アルプスの小さな集落、信州長野県の小谷村(おたりむら)を4年の歳月をかけて撮影したカラープリント約60点の作品だ。

※富士フイルムHPより抜粋
真冬には2メートルの豪雪にもなる厳しい小谷村の自然の中で、山の恵みを糧に暮らす人々や自然の風景を、作者は本能のままにシャッターを押し続けました。研ぎ澄まされた眼差しと優れた色彩感覚で表現された作品は、山に生きる人間と生き物の関係をとらえ、彼女自身の小谷村を表現したとして、選考委員会で高く評価されました。煩雑な現代社会に生きる私たちに、いのちと向き合う、いのちをつなぐとはどういうことなのか、人間の生き方の根本について考えさせる作品です。

画像1: 第28回林忠彦賞受賞記念写真展 野村恵子「Otari-Pristine Peaks(オタリ プリスティン ピークス) 山霊の庭」 ●開催中〜2019年4月25日(木)●於:フジフイルム スクエア
画像2: 第28回林忠彦賞受賞記念写真展 野村恵子「Otari-Pristine Peaks(オタリ プリスティン ピークス) 山霊の庭」 ●開催中〜2019年4月25日(木)●於:フジフイルム スクエア

野村恵子

兵庫県神戸市生まれ。現在、東京在住。LA、NewMexico州、Santa Feにてワークショップ等で写真を学ぶ。
1992年 同志社女子大学英文学部中退
1994年 大阪写真専門学校(現・ビジュアルアーツ専門学校・大阪)卒業後、渡米。
1995年 帰国。ベトナムの撮影を始める。
1996年 初めての写真展「越南花眼」以後、本格的に写真家としての活動を開始。
1997年 コニカプラザ「新しい写真家登場」特別賞受賞。
1999年 日本写真協会新人賞受賞。
2001年 東川賞新人作家賞受賞

画像: 野村恵子

林忠彦賞

戦後写真界に大きな足跡を残した写真家・林忠彦(山口県・周南市出身)の多彩な業績を記念し、周南市と公益財団法人周南市文化振興財団が1991(平成3)年度に創設したもの。林忠彦は戦後、焼け跡の中から「太宰治」「坂口安吾」など、無頼派の生の群像をとらえ世に出て以来、「カストリ時代」「日本の作家」「東海道」など、わが国の写真史に残る重厚な作品を次々に発表、生涯にわたって新しい写真表現に挑み続けた。時代を共有する写真を撮り続けた林忠彦の精神を継承し、それを乗りこえ未来を切り開く写真家の発掘を目的に、毎年プロ・アマチュア問わず作品を募集。その受賞作品を展示している。

フジフイルム スクエア

画像: フジフイルム スクエア

●富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1●〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7番地3号 東京ミッドタウン●10~19時 ●無料

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