ライカQ2の外観をチェック!
レンズは先代のライカQと同じ「ライカ ズミルックスf1.7/28mm ASPH.」だが、サイズは変わらずに防塵防滴仕様になった。ボディサイズは幅130×高さ80×奥行き91.9mm。重さは718g(バッテリー含む)。
シャッターボタンと同軸のレバーはパワーON/OFFのみ。鏡筒付け根にあるリングを「MACRO」すると、17cmまで寄れるマクロモードになる。
背面液晶は3.0型TFTタッチパネル式。約104万ドット。EVFはアイセンサーを備え、視度補正ダイヤルもワンプッシュで引き出して調整可能で、調整後は収納できるシステム。
シャッターボタン右下にはプッシュボタンを新たに装備し、各種ファンクションが設定可能。
ボディはマグネシウム合金製で、防塵防滴仕様。
ボディの写真右がバッテリー収納部。写真左は記録メディアスロットカバー。
バッテリーはライカSLと共用のもので、従来モデルに比べて30%保ちが向上しているという。バッテリーの交換システムも改善された。
記録メディアはSD/SDHC/SDXC(UHS-Ⅱ対応を推奨)カード。
ライカカメラAG社、写真関連製品グローバルマネージャー、
ステファン・ダニエル氏によるライカQ2のブリーフィング(要旨)
2015年6月に発表したライカQは世界的に人気を集め、成功を収めた。ラージセンサーを持ったコンパクトモデルとなるライカQは高価格にも関わらず、発売当初から様々な評価サイトで好評を得た。派生モデルのQPも登場し、ライカ製品としては稀に見る大ヒットとなった。
ライカQの後継モデルを考えた時、ライカQらしい何を残して、何を改善していくべきか悩んだ。そして「ライカQのコアとなる哲学とは何か」を再考した。そして開発中に得た結論は「コンパクト、高画質、スピードの3つの要素を高次元でバランスさせることが重要」ということだった。
ライカQ2は多くのライカQユーザーの声を反映している。ボディ&レンズの防塵防滴性能などはその筆頭だ。画像処理エンジンは4730万画素の画像を高速で処理するため新世代「ライカ・マエストロⅡ」に改良を加えたものを搭載している。ノイズリダクション性能も向上し、高ISO感度性能もアップした。
ライカQをさらに進化させたライカQ2もプロ、アマを問わず多くの写真愛好家の期待に応えるだろう。
ライカQ2の主な特徴および仕様
■新開発フルサイズセンサー4730万画素
■ボディは防塵防滴仕様。
■レンズは「ライカ ズミルックスf1.7/28mm ASPH.」を搭載、防塵防滴仕様。
■レンズ構成は9群11枚(非球面レンズ3枚)
■画像処理エンジンは最新の「ライカ・マエストロⅡ」に改良を加えたものを搭載。
■AFは同クラス最速レベルの0.15秒未満。
■AF測距は1点(任意選択)、多点(49点)。顔認識、追尾タッチフォーカスおよびタッチシャッターも可能。AFとMFの選択が可能。
■撮影距離は30cm〜∞(マクロモード時は17cm〜∞)
■有機EL電車ビューファインダーを高精細368万ドット。アイセンサーのレスポンスも向上。
■35mm(3000万画素)、50mm(1470万画素)、75mm(660万画素)相当の画角となるクロップ(切り出し)が可能。※カッコ内は切り出し時の画素数(JPEG形式)。
■先代モデルQ2(約2400万画素)の倍近い4730万画素になっても10コマ/秒の高速連写性能維持。
■電子シャッターでは20コマ/秒も可能。
■OIS(オプティカル・イメージ・スタビライザー=手ブレ補正機構)は1/60秒以下の時に作動。
■動画撮影は4K動画(3840×2160、30fps/24fps)、C4K動画(4096×2160、24fps)、モノクロ撮影も可能に。
■バッテリーはSLと共用となり保ちも従来モデルに比べて30%向上。バッテリー交換時の設計も見直されている。
■ISO感度はISO50〜ISO50000
■ダイナミックレンジは13段。
■背面液晶は3.0型TFTタッチパネル式。約104万ドット。
■撮影可能枚数:約350枚(CIPA基準)
■大きさ:幅130×高さ80×奥行き91.9mm(ボディはマグネシウム合金製)
■重さ:718g(バッテリー含む)/637g(バッテリー含まず)
■アプリ「Leica FOTOS」はBluetooth LE経由でQ2とスマホが常時接続、各種設定が可能となる。(Q2対応バージョンは4月3日にダウンロードが可能)。