海外出張…笑いが止まりませんな
カメラ・写真業界ではつとに有名なドイツの都市「ケルン」。なんと言っても2年に一度、(来年から通年)世界最大のカメラの見本市「フォトキナ」が開催されるからです。
かくいうワタシも10年くらい前に取材に行きました。5泊6日で実労1.5日=会場にいたのは5時間くらい。あとは動物園でホワイトタイガーを見たり、中古楽器屋で1964年のストラトキャスター・当時2400ユーロを1200ユーロに値切ろうとして失敗したり、なぜかジプシーの少年と勘違いされてパブへの入店を断られていました(パスポートを見せたら入れてくれた)。ええ、そうです。海外出張って、笑っちゃうくらい「楽」なんです。あはは。
黒モリブデンのワインのコルク抜き
でも、山田久美夫センセーは違います。ふぬけた編集部員=会社員ではないのです。なんといっても「ピン」ですから。主宰者ですから。フォトキナの取材に行くということは、「本気でお仕事をして元をとる」ことなんです。日中はブースを回って撮影&聞き取り。んでもってホテルに帰ってから文字原稿をいらって即日配信(www.digitalcamera.jp)の連日ループ。
酒屋のオヤジに言いくるめられて、ドイツなのになぜかイタリアワインを買わされたりするヘマはしないのです。ベイヤーダイナミックのヘッドホンを半日かけて探したりするヒマもないのです。
大半は「ニコン Z 7」で撮りました!
ということで、山田センセーが撮影した「今年のケルン」の作品展です。ホテル=ケルンメッセ(フォトキナ会場)の行き帰りということで、必然的に夜間~未明~早朝のカットが大半です。撮影は「ニコンZ 7が70%以上。あとの残りはフジX-T3とパナソニックのLX Ⅱで撮りました」とのこと。
よって超高感度の作品が並んでいます(すべて手持ち)。でも、パッと見では全く違和感ありません。作品を前に「ISO感度当てクイズ」も一興かと。ビックリしますよ、きっと。ISO4ケタなんてコドモレベルですから。
ちなみに「EIZOガレリア銀座」というとで、モニターによる展示もあります。でもって、これがまたモノクロでカッコいい! あ、山田先生ではなく、写真がカッコいいんです。