会期を二つに分け、湿板写真法によって多肉植物を捉えた「叢本草」と、東京という場を考えながら数年にわたり都内及び近郊のライブハウスを巡った「LIVEHOUSE, TOKYO」の2シリーズを発表。「叢本草」は本日までだが「LIVE HOUSE, TOKYO」は明後日9月14日(金)から新宿のBギャラリー(ビームス ジャパン 5F)にて開催される。
盆栽シリーズ、剥製シリーズとアートな作品を精力的に発表し続ける大和田 良氏。湿板写真法とは、19世紀半ばにヨーロッパで発明されたと言われている手法で、同じものは製作できない1点限りの写真だ。
今回の展示に合わせて自費出版レーベルkesa publishingをディレクターの藤木洋介、デザイナーの吉田ナオヤとともに立ち上げ、同展覧会のシリーズをまとめた写真集も発表。
「叢本草」では作品に即した実際の植物が展示された。
大和田良
1978年宮城県仙台市生まれ。東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。2005年、スイス・エリゼ美術館 「reGeneration.50 Photographers of Tomorrow」展に選出され以降、国内外で作品を発表。2007年、初の写真集『prism』を青幻舎より刊行。フォトエッセイ集「ノーツ オン フォトグラフィー」(リブロアルテ)、写真集『FORM』(深水社)など著書多数。2011年、日本写真協会賞新人賞受賞。
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