富士フイルムは「Xシリーズ」の第4世代となるミラーレスカメラ「X-T3」を発表した。発売は2018年9月20日予定。価格はオープンで市場想定価格はボディ18万5000円前後(税別)。レンズキット(18-55mm)は23万5000円前後(税別)。詳細なインプレッションやX-T2、X-H1との兄弟機種との実写比較は月刊カメラマン誌2018年10月号にて掲載予定。

X-T3はどこが進化したのか?

●新しい撮像センサー「X-Tran CMOS 4」はシリーズ初となる裏面照射型構造。
●新プロセッサー「X-Prosessor 4」を搭載、Xシリーズ史上最高の解像力と色再現、高速処理を実現!
●新デバイスとアルゴリズム改善で低照度下、動体追従のAF性能が向上!
●ファインダー(EVF)性能向上により動体追従性の向上
●ボディ各部のデザイン、操作性、拡張性を改善
●動画性能の向上(4K/60P 4:2:0 10bit のカメラ内SDカード記録可能)

画像1: X-T3はどこが進化したのか?
画像2: X-T3はどこが進化したのか?
画像: ▲ボディカラーはブラックとシルバーの2種類。

▲ボディカラーはブラックとシルバーの2種類。

只今、インプレ取材中!(撮影:豊田慶記)

月刊カメラマン2018年10月号の記事の一部をご紹介しよう。
X-T3がX-T2と比べて格段に向上したのは連写性能(約30コマ/秒=電子シャッター設定時で1.25×クロップ)と動体撮影時のAF精度。詳細は本誌をご覧頂きたいが、X-T2やX-H1に比べて格段に向上している。

さらに動く人物への顔検出性能はX-T2などに比べて約2倍に向上し「瞳AF」機能の使用をAF-C設定時でも対応したことで、動きのあるポートレート撮影でも高精度のAFが可能となった。

画像: ▲50km/hで疾走する車をX-T3で撮影。そのAF精度、歩留まりの良さは前モデルより格段に向上している。

▲50km/hで疾走する車をX-T3で撮影。そのAF精度、歩留まりの良さは前モデルより格段に向上している。

マイクロフォーサーズのハイエンドモデル機に搭載されているプリキャプチャーモード(半押しの状態から撮影を記録して決定的な瞬間を逃さない)のような「プリ撮影」機能を搭載している。

画像1: 只今、インプレ取材中!(撮影:豊田慶記)

モノクロ調整(温黒調・冷黒調)機能も写真好きにとってはたまらないモードとなっている。下の写真は「ACROS」で撮影したもの。これが温黒調・冷黒調になるとどう変化するかは、誌面をお楽しみに。

画像2: 只今、インプレ取材中!(撮影:豊田慶記)
画像3: 只今、インプレ取材中!(撮影:豊田慶記)
画像4: 只今、インプレ取材中!(撮影:豊田慶記)

この他にも進化した点は多数!

同社の中判ミラーレス「GFX 50S」にのみ搭載されていた「カラークローム・エフェクト」機能をX-T3にも搭載。彩度が高く階調表現が難しいとされていた被写体でも、より深みのある色調・階調の表現が可能になった。

「X-Trans CMOS 4」センサーは位相差画素数をX-T2に比べて4倍の216万画素に増やし、像面位相差AFエリアを画面全体に拡大。さらに位相差AFの低照度限界を従来のー1EVからー3EVへ拡張。ろうそくの灯くらいしかない暗い撮影状況でも像面位相差AF撮影が可能となった。

画像: この他にも進化した点は多数!

X-T3の主な仕様

●有効画素数:約2610万画素
●撮像素子:23.5mm×15.6mm(APS-Cサイズ) X-TransCMOS 4センサー、 原色フィルター採用
●記録メディア:SD/SDHC/SDXC※UHS-I/UHS-Ⅱ対応、ビデオスピードクラスV90対応
●常用ISO感度:ISO160-12800(拡張モード:ISO80/100/125/25600/51200)
●測光方式:TTL256分割(マルチ/スポット/アベレージ/中央重点)
●露出制御:P/A/S/M
●露出補正:-5.0~+5.0EV 1/3EVステップ(動画撮影時は-2.0EV~+2.0EV)
●シャッター形式:電磁制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター
●シャッター速度:B(最長60分)、4秒~1/32000秒(メカニカル+電子シャッター)
●連写速度:約30コマ/秒(電子シャッター設定時、1.25×クロップ)
●AF方式:インテリジェントハイブリッドAF(TTLコントラストAF/位相差AF)
●ホワイトバランス:シーン自動認識オート/カスタム1~3/色温度選択(2500K~10000K)
●ファインダー(EVF):0.5型有機ELファインダー、約369万ドット(視野率100%)、ファインダー倍率0.75倍
●液晶モニター:3.0型、3方向チルト式タッチパネル付きTFT液晶モニター(約104万ドット)
●動画ファイル形式:ファイル記録形式: MOV 圧縮方式: MPEG-4 AVC/H.264、HEVC/H.265準拠 音声記録方式:リニアPCM ステレオ(24bit/48KHzサンプリング)●動画記録画素数:4K(3840×2160)/60Pなど
●フィルムシミュレーション:16モード(PROVIA/スタンダード、Velvia/ビビッド、ASTIA/ソフト、クラシッククローム、PRO Neg.Hi
●電源:充電式バッテリーNP-W126S(リチウムイオン)
●静止画撮影可能枚数:約390枚(ノーマルモード時)
●大きさ:幅132.5×高さ92.8×奥行き58.8mm
●重さ:約539g(電池、SDカード含む)

X-T3のメーカーホームページはこちら。

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