デジタルになって高感度が使えるようになったとはいえ、「夜スナップ」では絶望的なシャッタースピードになってしまうことが少なくありません。「ああ、もう暗いから」と、素直に諦めてカメラをしまってホッピーを呑みに行く…というのがフツーでしょう。が、ここで「手持ち夜景」モードの出番です!
◆4枚自動合成。考えるDIGIC 7
このモードは、いわゆるシーンモードのひとつで、手ブレしにくいシャッター速度で4枚連写(ISOオート)→自動合成と、ほぼほぼフルオートでこなしてくれます。要は「さすがに手持ちじゃムリっしょ」みたいなシーンでも「画」にしてくれるんですね。
撮影直後は「BUSY」の画面が出て、少々待たされます。DIGIC 7をもってしてもタイヘンなお仕事なのでしょう。でもまあ、なんたってキヤノンのフルサイズですから、ISO感度をガンンに上げても画質をキープしてくれましたね。ということで、帰宅までの「会社→駅(電車)駅→自宅」までの夜スナップです。
◆夜スナップは楽しい! カメラを向ける確率、大幅UP!
「夜に歩きながら写真を撮る」という目新しさもあるのでしょうが、暗いゆえに「初手から画面が整理されている」ことから、けっこうカメラを向ける機会が多かったです。さらにクルマのテールライトや信号機、サイネージによる「色の動き」も刺激的。これらが雨上がりの路面等で反射すれば、さらにイイ感じになるのかも。
ひとつ疑問だったのは、同じような暗いシーンでも露出の差が大きかったこと。これはいまだにナゾですが、もしかしたら微弱なライトを拾っての結果だったのかも。