東京都写真美術館は3 月6日(火)より、5月6日(日)まで2つの展覧会を開催する。まず、1930 年前後に日本の写真史に巻き起こった新しい写真の表現である“新興写真”に注目した「『光画』と新興写真 モダニズムの日本」展。もう一つは、“明治150 年”を記念し、日本の写真発祥地である長崎をとらえた、幕末・明治の初期写真を紹介する「写真発祥地の原風景 長崎 」展だ。明日からの開催を前にプレス内覧会が行われた。その模様の一部を紹介する。

3階展示室では「『光画』と新興写真 モダニズムの日本」展

藤村里美同館担当学芸員が「『光画』と新興写真モダニズムの日本」展の飯田幸次郎の作品について解説中。1930年代は「日本における写真文化の黎明期」。貴重な作品と資料が展示されている。

画像1: 3階展示室では「『光画』と新興写真 モダニズムの日本」展

下は幻の資料と言われていた貴重なもので、1931年の「獨逸(ドイツ)国際移動写真展覧会」の作品リスト。

画像2: 3階展示室では「『光画』と新興写真 モダニズムの日本」展

今回の作品展の基軸となったのは1930年代の写真誌、「新興写真研究」(中央は表紙で、左は記事)、そして「光画」(右端、創刊号の表紙)。展示の一部には当時の誌面をバラして、額装したものもあった。

画像3: 3階展示室では「『光画』と新興写真 モダニズムの日本」展

2階展示室では「写真発祥地の原風景 長崎」展

日本写真発祥の地と言われる長崎の幕末・明治の初期写真を紹介する「写真発祥地の原風景 長崎」展のプレス内覧会で解説中の三井圭司同館担当学芸員。今年は明治から150年。現存する貴重な資料の数々を見学できる。

画像1: 2階展示室では「写真発祥地の原風景 長崎」展

制作者は不詳だが、上野彦馬が旧蔵していたとされる明治中期の「キャビネ判スタジオ写真機(写場用カメラ)」も展示されている。

画像2: 2階展示室では「写真発祥地の原風景 長崎」展

下は同展、展示内容の一部。

画像3: 2階展示室では「写真発祥地の原風景 長崎」展

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