ドローンは“空飛ぶ三脚”だが
基本は地上で三脚を据えた撮影
ソニーイメージングギャラリー 銀座での作品展開催は本作品展で2回目。前回は2015年5月、国内初のドローンから撮影した作品展『空飛ぶ写真機 -ドローンで見た日本の絶景-』を開催し好評を博した。本作品展でもドローンで撮影した作品が展示されるが、それ以外にも地上から撮影した作品も展示する。「2009年から導入したドローンは“空飛ぶ三脚”として役立ってくれた。だが、基本は地上で三脚を据えた撮影だ。心にわき上がるイメージが、現実となって目の前に繰り広げられるまで、同じ場所の同じ位置に何度も三脚を立てる。これと並行して、改めて地上の様子を上空から見つめ直すと、ドローンによる空撮の価値が再認識できた。こうして“風景をデザインする”というコンセプトが『DesignScape』だ」という林氏。
斬新なアングルと美しい情景は、きっと爽やかな感動をもらたすことであろう。銀座近くを訪れた際は立ち寄ってみてください。
林 明輝(りん めいき)
1969年、神奈川県生まれ。日本の絶景を求めて、年間200日以上、各地を旅する絶景写真家&ドローンパイロット。東京都写真美術館収蔵作家。独自の視点で、日本の自然風景の醸し出す微妙な空気感、透明感を表現した作品の発表を続ける。写真教室「輝望フォトグラファーズ」主宰。日本写真家協会会員 日本自然科学写真協会理事。銀座を始めとする各地のαアカデミーの講師を務める。写真集に『あまかざり』『水のほとり』(ともに愛育社)、『森の瞬間』『大きな自然大雪山』(ともに小学館)、『空飛ぶ写真機』『自然首都~福島県只見町の四季』(共に平凡社)など。
林明輝 作品展「DesignScape -新しい風景のかたち-」
●ソニーイメージングギャラリー 銀座●2018年3月1日(木)まで(11~19時)