たとえばキャパの「ノルマンディ上陸作戦」。あのハンパない臨場感は、やっぱりブレに起因していると思うんですよ。ブレかどうかは定かではないですが…。というワケで、手持ちでハイレゾ撮影を強行。モノクロにしたのは、もちろん「逃げ」です。
◆「処理中」…けっこう待たされます。
セッティングはハイレゾ・レリーズディレイ0秒・25MB&モノクロ。0秒というのはシャッター全押しからのタイムラグです。画像サイズは50MBも選べますが、正直、25MBでも撮影後に「処理中」の画面が出て、けっこう待たされます。まあ、風景とか静物をガッシリした三脚で撮るためのモードなので文句は言えません。が、手持ちでフツーに撮れないのでイラッときます。連写の真反対=遅写とでもいいましょうか、単発の火縄銃ライクですね。
◆見ようによってはタダのブレ写真。
いわゆるブツ撮り(硬物)はタダのブレブレ写真で面白くもなんともなかったっす。動きモノもカッチリしたものだとよろしくないような。んでも、モノクロだとそれなりにゴマカせるシーンもあります。イヌネコ系は、そもそも飼い主視点ゆえ、どんな写真も許せるんですよ。あと、動きモノといっても、逆に電車の車内から撮った画像はちょっとだけ面白かったです。ちょっとだけですが。
◆キヨハラソフトを使えばイイじゃない?
基本的に、動いているモノは“サイボーグ009の加速装置”みたいな写りになり、ほぼほぼ使えない、というのは理解していました。が、そもそもは、止まってるモノなら絶妙な手ブレが逆に「太い線を生み出すのでは?」というアバウトな文系的発想が根本にあったワケでして…。でも、こんなに苦労しなくても、フォトショップの「フィルター」で簡単に作れちゃいそうな気がしました。ミもフタもないですが…。