画期的なメカを搭載し、先進的な性能を誇るソニーのミラーレスカメラ。写真家・小原玲さんが小さい野鳥の飛翔、貴重な生態をα9と“Gマスター”レンズ、そしてRX10 Ⅳで捉えてくれた。

α9+FE 100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSでシマエナガの飛翔を捉えた!

シマエナガの飛翔シーンは数多く撮っているが、ここまで羽をしっかり広げてから、ジャンプしていたのはα9で撮ってみて初めて気づいた。それまでは飛び立った次はロケットのような形のコマだったからだ。そしてこれらのシーンがファインダーで消失せず、確認しながら撮れるのは喜びだ。

画像1: α9+FE 100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSでシマエナガの飛翔を捉えた!

上の写真をトリミングしても、精細にシマエナガを捉えています!

画像2: α9+FE 100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSでシマエナガの飛翔を捉えた!

鳥の飛び立ちのシーンはシャッターを押した時にはタイムラグですでに遅い。なので動きそうな気配を感じたらすぐに連写を初めて、その連写の間に飛び立つことを狙って撮る。コマ速が早いカメラでないと、フレームの中に鳥を入れることすらできない。α9の20コマ/秒の連写はその点で画期的で、今まで気づかなかった鳥の動きもしっかり捉え、フレームの中に確実に捉えることができる。

画像3: α9+FE 100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSでシマエナガの飛翔を捉えた!

▲紅葉の中を飛ぶシマエナガ。α9を導入してから、このような飛翔シーンの撮影がとても楽になった。20コマ/秒で狙えるため、羽の上げ下げのさまざまの瞬間が撮れる。

画像4: α9+FE 100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSでシマエナガの飛翔を捉えた!

▲小首を傾げるシマエナガ。この姿に魅了されて私は撮影にのめり込んだ。次々と移動していくシマエナガが、止まった直後の一瞬しかチャンスはないのだが、α9は瞬間を逃さない。

小原玲さんが撮影現場で語るα9の魅力!

画像: 2018年1月号、小原玲がソニーα9でシマエナガを撮る! www.youtube.com

2018年1月号、小原玲がソニーα9でシマエナガを撮る!

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RX10 Ⅳでヤマゲラを捉える!

画像1: RX10 Ⅳでヤマゲラを捉える!

▲撮影場所から被写体までの距離は20mほど離れていた。RX10 Ⅳなら赤い枠のあたりにいたヤマゲラを超望遠ズームで捉えることができた。

画像2: RX10 Ⅳでヤマゲラを捉える!
画像: 2018年1月号「小原玲がソニーRX10Ⅳでクマゲラを撮る」 youtu.be

2018年1月号「小原玲がソニーRX10Ⅳでクマゲラを撮る」

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RX10 Ⅳでは、さらにこんな作品も撮れる!

エゾフクロウの手前にわずかに残った紅葉を入れて前ボケにした。こういう撮影だとカメラ位置が5cmずれただけで、ボケの配置が大きく変わる。身軽なRX10Ⅳ だと構図を迅速に決められる。

画像: RX10 Ⅳでは、さらにこんな作品も撮れる!
画像: ▲撮影場所から被写体(エゾフクロウ)までの距離は結構離れていた。

▲撮影場所から被写体(エゾフクロウ)までの距離は結構離れていた。

今回の撮影で使用した機材はα9+FE 100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSSとRX10 Ⅳ

ソニーα9+FE 100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSSとRX10 Ⅳ
●有効約2420万画素、フルサイズ積層型CMOSセンサー
●EVF:0.5型 約368万ドット、視野率100%、倍率約0.78倍
●測距点:693点(位相差AF)/25点(コントラストAF)
●高速連写:最高約20コマ/秒
FE 100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSS
●“Gマスター”超望遠ズームレンズ
●使い勝手に優れ、高い描写力を誇る

画像1: 今回の撮影で使用した機材はα9+FE 100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSSとRX10 Ⅳ

ソニーRX10 Ⅳ
●有効画素数:約2010万画素 メモリー一体1.0型積層型CMOSセンサー
●24-600mm、ZEISSバリオ・ゾナーT* F2.4-4.0の大口径高倍率ズームレンズ
●測距点:315点(位相差AF)/25点(コントラストAF)
●高速連写:最高約24コマ/秒

画像2: 今回の撮影で使用した機材はα9+FE 100-400㎜ F4.5-5.6 GM OSSとRX10 Ⅳ

さらにソニーのαシリーズの世界を知るなら「α Universe」へ

小原さんがα9、RX10 Ⅳで野鳥を撮影し、その魅力を「α Universe」で語ってくれています。下のアイコンをクリックすると 「α Universe」へジャンプします。

今回の撮影と解説は写真家・小原玲さん

画像: 今回の撮影と解説は写真家・小原玲さん

東京都生まれ。茨城大学人文学部社会科学科を卒業。報道写真家として、天安門事件、湾岸戦争、ソマリアの飢餓などを取材。天安門事件の写真はLIFE誌の「The Best of LIFE」 に選ばれた。内外の雑誌で活動した後に、アザラシの赤ちゃんとの出会いを契機に動物写真家に転身。1990年の「アザラシの赤ちゃん」(ネスコ/文藝春秋)は大ヒットとなり、日本でのアザラシの赤ちゃんブームの火付け役となった。28年間に及ぶカナダでの流氷の取材を通して、地球温暖化の目撃者となり、流氷の異変を著書や講演などで伝えている。写真集・著書に「流氷の伝言」「ほたるの伝言」(教育出版)、「シマエナガちゃん」「もっとシマエナガちゃん」(講談社)など多数。

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