11月号の巻頭特集は、激論「愛のあるカメラ選び」となっております。が、全3日間・トータル15時間にもおよぶ座談会ということで、誌面で掲載されるのはほんの一部でしかありません。ということで、ここでは様々な理由により本掲載に及ばなかった収録部分をサルベージ、ここに「流出」させていただきます!

★DAY1 キヤノン
ニコンD850のライブビューの件

編集部:じゃあ、一眼レフとしての魅力はさておき、ライブビューに関してはD850よりも(EOS) 6D MarkⅡのほうが優れているってことでOK?
豊田:もう、ぶっちぎりです。
赤城:はい。
山田:それはね。比べちゃいけないね。
豊田:D850は先日の比較撮影で、1台だけ遠景でのピントが迷うんですよ。建物を撮るだけなのに行ったり来たりの繰り返しで…。
編集部:そうなの? だって(被写体は)止まってるんでしょう。
豊田:そういうカメラなんです。キヤノンの倍くらい時間がかかります。キヤノンは大体1秒以内にくるんですけど。
編集部:ニコンのカメラはおしなべてそうであると?
豊田:ですね。まあ、D850でもかなり速くはなったんですけど。
山田:センサーの構造上そうなるんですよ。画処理ももちろんあるんだけど。詳しくはオフレコだけど、画質を最優先させた結果だそうです。
赤城:でも、画質評価専門の人が見ればそうかもしれないけど、普通の人がみても分からないよね。きっと。
山田:分かんない。分かんない。でも、そこがニコンとしてのこだわりなんだろうね。

★Day1 キヤノン
EOS Kissシリーズ

編集部:フォトコンテストのエントリー部門の高校生が応募してくるカメラは、EOS Kissがとにかく多いです。X5あたりから現行機までさまざまですが。
赤城:やっぱり絶対的なものがあるんだね。
山田:Kissでいいんだって。
赤城:僕もKissで十分だと思う。
山田:その先にいくとお金かかるんだから。絶対(笑)
落合:結構シャキシャキ撮れますからね。昔のEOS Kissとはぜんぜん違う。
編集部:そういう子供たちがどんどん大人になっていって、カメラを買うってなったらやっぱりキヤノンになる?
落合:個人持ちならそうかもしれないね。でも、クラブの備品とかいう可能性もあるから。
編集部:実際、写真部で使い回しているみたいですしね。
落合:でも昔、KissとかαSweetでいつか仕事をしたいななんて思ってたんだけど、それができる時代になりましたよね。
山田:十二分になっています。
落合:結構いい時代なのかもしれない(笑)

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