#1 魚住誠一
トップバッターはウオズミ氏。パッと見は“モータヘッド”そのものですが、撮影現場は一転して“ガールスクール”風。…たとえが悪くてすいませんね。要は「極悪レミー」みたいに、誰からも愛されているキャラということです。モデルさんと同じように床にペタリと座り込んで、撮影画像を見せながらキャハハ…というスタイルは、タランティーノの「デス・プルーフ」の前半そのもの。真夏でありながら「コタツでミカン」を連想しました。うん、いいたとえ。で、怒濤の後半を迎えることなくユルく終了。いいね。
#2 倉繁 利
現表紙担当。言うなれば“ディフェンディング・チャンピオン”。「炭水化物同好会」メンバーとして何度かランチはご一緒しているものの、撮影現場を見るのは今回が初めて。いや、驚きました。愚鈍性皆無! モデルさんとヘアメイクさんにビッシビシと指示を出すこと出すこと! こりゃスゲーと思いきや…実質「7分間」で撮影終了………。60分の持ち時間で7分! 終わってからピザ食べた時間の方がはるかに長い。アナタ、ピザを食べに来たんですか? ともあれ仕上がりが楽しみだ。
#3 萩原和幸
シュウマイの差し入れをいただいたので、褒めます。よく気が付くマメな男です。仮にこちらが全くしゃべらなくても「いい雰囲気」を持続させることができるナイスガイ。が、撮影に突入するやほとんど「暴君状態」。涼しい屋内はほとんど使わず、炎天下を連れ回すわモモをかじらせるわ…。でもって撮影中はずっとハイテンションで、音声だけ聞かれていたら通報されたかも知れませんね。ともあれ「共にいい作品を作ろう!」という気持ちは伝わってきました。
#4 山内順仁
ええ、巨匠ですとも。これまた微妙なたとえでアレだが、「4名の小僧」になぜか混じっていた“イギー・ポップ”みたいなモンである。久しぶりにお会いするので、ちょっと気を遣いました。が、やはりというか、カメラを手にすると豹変するんですよ。カッコイイんですよ! でもって機材がゴイスー。ニコンD810にシグマのF1.4単レンズシリーズ! 85mmなんて丸太みたいでしたね。「重いけど、写りが最高だからさ」。聞いたか、○○クンよぉ? 最後までキレッキレッでしたね。
#5 藤里一郎
反則というか何というか。目をパチクリさせながら軽やかに「エロい写真を撮りますよー」と言われたモデルさんの気持ちって…。とはいえこれは「正直者」のストレートな気持ちであり、「正義の写真」と言えなくもない。が、当人はそんな難しいことは考えていないようで「だって、スケベなんだから、しかたないよ。でしょ?」などどフワフワしながら、1時間で1400回もシャッターを切ったりする。しかもシングルAFで。